山梨県には空港がないため、飛行機を利用する際は隣県にある空港を利用する必要があります。この記事では、山梨からアクセスしやすい主要空港(羽田空港、成田空港、富士山静岡空港、信州まつもと空港など)とその所在地を紹介し、それぞれの空港への行き方や所要時間を徹底解説します。目的地に合わせたおすすめ空港もお伝えしますので、山梨から飛行機で出かける際の参考にしてください。
出発時間や料金は最新情報を確認してください。
目次
山梨県から最寄りの空港とその場所
山梨県内には空港がないため、隣接する千葉県の成田や東京都の羽田、静岡県の富士山静岡、長野県の信州まつもとなどの空港が利用候補になります。これらの空港は山梨から比較的近く、アクセス方法も多様です。続く各節で各空港の所在地と特徴、山梨からの道のりについて詳しく紹介していきます。
羽田空港(東京都大田区)
羽田空港は東京都内にある国際線・国内線とも便数が多い空港です。山梨からは甲府駅前や竜王・甲州方面から直行バスが出ており、運行本数も多めで約3時間30分の所要時間(料金約3,150円)でアクセスできます。車では中央自動車道を利用して約2時間程度、高速料金は約4,000円前後です。鉄道経由の場合は甲府から中央線特急で新宿へ(約1時間30分)、新宿から山手線で浜松町へ、そして東京モノレールで羽田まで約2時間10分(運賃約2,600円)です。羽田は国内線の便数が非常に多く、札幌や福岡など国内主要都市への直行便も豊富なので、山梨からの国内旅行に特に便利です。
国際線も就航しており、アジア近距離・欧米路線ともに利用できます。空港リムジンバスかタクシーでのアクセスも可能で、タクシー(貸切タクシー便)を利用した場合は甲府市内から羽田空港まで1人約8,200円前後です。手荷物が多い方や直行移動を希望する方はタクシーも検討してください。
成田空港(千葉県成田市)
成田空港は千葉県に位置し、国際線路線数が日本一の空港です。山梨からは甲府駅前から直行バス(中央高速バス)が1日約12往復運行しており、所要時間は約3時間30分(料金約4,200円)です。途中諏訪湖周辺から東京・成田方面へ向かう高速道路を利用します。電車利用の場合は甲府から中央線特急で立川または新宿へ行き、京成本線やJR成田エクスプレスで空港に向かいますが、乗換えが多く時間も2時間45分程度かかります(運賃約4,900円)。車の場合は中央道・圏央道経由で約2時間30分、高速料金は約7,000円前後です。
成田空港は多数の国際線が就航しているため、欧米方面や東南アジアへの長距離フライトに向いています。日本国内の主要都市への便数は少ないため、国内旅行には羽田利用が便利です。中央タクシーの空港便を利用すると、甲府市内から成田空港まで1人あたり約10,500円となります。日程の都合で早朝や深夜の便を利用する場合は、タクシーの利用も選択肢です。
富士山静岡空港(静岡県島田市)
富士山静岡空港は静岡県島田市(富士山周辺)にある空港で、国内線やアジア近隣国への路線が中心です。山梨から直行バスはないため、電車か車で向かいます。電車の場合は甲府から中央線で興津や沼津方面へ出て、新幹線または普通列車で金谷駅へ。金谷駅から静鉄バスで空港まで約3時間~4時間かかります。全体の運賃は約3,500円程度です。自家用車では中部横断道経由で約2時間10分、高速料金2,550円程度で行けます(電話確認では甲府昭和IC~富士ICが片道2,550円、所要約1時間24分でした)。駐車場は1時間100円と比較的安価です。
静岡空港は韓国(ソウル/釜山)や中国(上海・北京)などアジア近距離国際線や、国内線では福岡・鹿児島・那覇便があります。アジア圏への渡航や例えば九州方面の国内線利用であれば便利です。山梨では富士川町や静岡寄り地域ほどこちらへのアクセスが便利になります。富士山が近くに見える風景が魅力のこじんまりとした空港でもあります。
信州まつもと空港(長野県松本市)
信州まつもと空港は長野県松本市に位置し、山梨県から最も近い空港です。路線数は少なく国内線のみ(福岡・札幌・伊丹・神戸行きなど)ですが、空港までの距離が短い点が特徴です。甲府から電車とバスで向かうルートでは、甲府駅から中央線で大月・松本方面へ行き、松本駅から空港リムジンバスで約2時間かかります(料金約4,150円)。車では中央高速・長野道経由で約1時間10分、高速料金約2,510円です。駐車場は無料なので車移動の利便性は高いです。
主に国内線が中心なので、国内の地方都市やリゾートへの旅行に向いています。時間を節約したい場合は松本空港を利用するのも一案で、甲府市中心部から最短で約1時間程度で着く利便性があります。ただし運行本数が少ないため、便の有無を事前に確認してください。
中部国際空港(愛知県常滑市)
中部国際空港(セントレア)は遠方になりますが、アジア便やチャーター便が増えているため念のため紹介しておきます。甲府から新幹線で名古屋へ行き、名鉄ミュースカイで空港まで約3時間半(およそ7,000円)、車だと中央道・東名道経由で約3時間半(料金約7,000円)です。目的地が名古屋圏や東南アジア方面であれば選択肢になります。
山梨から空港までのアクセス方法と所要時間

山梨から空港間の移動には主に高速バス、鉄道、自家用車、タクシーなどの手段があります。以下に各交通手段の特徴、所要時間、料金の目安をまとめます。なお所要時間は交通状況によって変動するため、余裕をもって計画してください。
高速バスを利用する場合
山梨からは羽田空港・成田空港へ毎日直行バスが運行しています。羽田行きは甲府駅や竜王・韮崎方面から1日数便(約8往復)があり、所要は約3時間30分(料金約3,150円)です。成田行きは甲府から1日約12往復あり、所要約3時間30分(約4,200円)です。どちらも中央道・圏央道経由で東京湾岸へ向かいます。バスは乗り換え不要のため、重い荷物がある場合や乗り換えを避けたい場合に便利です。運行本数や時刻は日中・夜間問わず途切れず設定されていますが、予約枠に限りもあるため、利用前には事前予約をおすすめします。
一方、富士山静岡空港や信州まつもと空港へは直行バスがありません。これらの空港へ行く場合、バスは金谷駅や松本駅まで利用してから乗り継ぐ方法になります。例えば、富士山静岡空港の場合は金谷駅まで電車で行き、そこから路線バスで空港へ向かうルートが一般的です。
電車・特急列車を利用する場合
鉄道利用では、山梨の主要駅(甲府や大月)から特急列車や新幹線を組み合わせます。成田空港へは甲府から中央線特急あずさで新宿方面へ出て、東京駅または品川駅でJR京葉線・武蔵野線経由成田エクスプレスに乗る経路、または新宿から京成本線経由で成田へ向かいます。所要は約2時間45分程度(運賃約4,900円)です。羽田空港へは同様にあずさで新宿まで行き、JR山手線・京急線またはモノレールで羽田へ。こちらは2時間前後(運賃約2,600円)です。
富士山静岡空港へは、甲府から身延線経由で沼津へ出て、新幹線・在来線で静岡駅へ到着、そこから空港連絡バスに乗換える経路が一般的です。総所要は約3時間から4時間、運賃は3,500円程度です。信州まつもと空港へは甲府から特急あずさで大月・松本方面へ行き、松本駅から空港リムジンバスに乗り換えます。所要は約3時間(運賃約4,150円)です。
自家用車・レンタカーを利用する場合
自動車利用は最速ですが、交通状況で変動します。成田空港へは中央道・首都高速・東関東道を使い、所要約2時間30分(約201km)で高速料金7,000円前後です。羽田空港へは中央道・首都高速で約2時間(約150km)、料金約4,200円です。富士山静岡空港へは中部横断道を利用して約2時間10分(約110km)、料金約2,550円でした。信州まつもと空港へは中央道・長野道経由で約1時間10分(約80km)、料金約2,510円です。
駐車場料金は羽田と成田が30分150~210円、静岡が1時間100円、松本は無料とそれぞれ異なるので確認してください。車移動は複数人や荷物が多い場合に安心ですが、渋滞の影響を受けやすいため、時間には余裕をもって出発しましょう。
タクシー・貸切バスを利用する場合
タクシーや貸切バスを利用すると、ドアツードアで移動できますが料金は割高です。山梨交通・中央タクシーが山梨⇔空港間の定額送迎サービスを提供しており、甲府周辺から成田は1人あたり約10,200円、羽田は約8,200円です(繁忙期あり)。4人以上で乗れば一人当たりの負担は下がります。特に深夜便やマイカー・バスの便が少ない時間帯に便利です。乗り換えが苦手な方や小さな子ども連れなどは、便利な送迎を検討してみてください。
目的地に応じたおすすめ空港

山梨から利用する空港は目的地によって使い分けると効率的です。ここでは大まかな目安をまとめます。
国内旅行(国内主要都市行き)
国内線では羽田空港が最も便数が多く利便性が高いです。東京(羽田)からは札幌、福岡、沖縄、伊丹・神戸行きなど国内各地へ直行便が頻繁に運航しています。富士山静岡空港も国内線路線(福岡・鹿児島・那覇)がありますし、信州まつもと空港は札幌・福岡・伊丹・神戸に就航しています。たとえば北海道や九州方面へ行く際に静岡や松本を使うと、山梨からの所要時間を短縮できます。とはいえ便数が少ないため、日程の自由度が低い場合は羽田発を選ぶのがおすすめです。
近距離国際旅行(韓国・台湾など)
アジア近隣国へは静岡空港が便利です。例えば静岡空港にはソウル・釜山行きの定期便があり、韓国旅行の選択肢になります。成田空港と羽田空港も韓国・台湾方面行き便がありますが、空港までの所要時間や料金を考慮すると、山梨の県西部・中部の方は静岡を使うのが短時間で済むことがあります。ただし、中国各地への路線は成田・羽田が中心ですので、渡航先に応じて使い分けてください。
長距離国際旅行(欧米・その他遠距離)
欧米や豪州など長距離フライトを利用する場合は、便数の多い成田空港・羽田空港が最適です。特に成田は欧米路線が豊富で、羽田も直行便が充実してきています。長時間のフライトが前提なので、空港までのアクセスが多少長くとも利用価値があります。山梨から短時間で快適に移動したい場合は、たとえ便数が少なくてもタクシー送迎を利用する方法も検討できます。
まとめ
山梨県から最寄りの空港は、便数や目的地に応じて使い分けるのがポイントです。まとめると:
- 羽田空港:国内線・国際線とも便数が多く、首都圏へのアクセスも良好。
- 成田空港:国際線の便数が最多。欧米・東南アジアへの長距離便に便利。
- 富士山静岡空港:アジア近隣国・国内南西方面への路線が中心。車で2時間前後で到着。
- 信州まつもと空港:山梨県から最も近い空港で、高速道路利用で約1時間強。国内線に限定されるが移動距離が短い。
各空港への移動は、バスや電車で3~4時間、自動車で1~2時間程度です。交通手段の比較表や最新の時刻表を参考にして、安全かつ効率的なルートでお出かけください。山梨からのフライトを快適にするため、目的地に合った空港と移動方法を選びましょう。
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