山梨県甲府市南部にある米倉山は、標高約380mの手軽なハイキングスポットです。
山頂には太陽光発電所が整備されており、周囲の山々を望む絶景スポットとして知られます。
太陽光発電所の横には再生可能エネルギーを学べるPR施設きらっともリニューアルオープンしています。
この記事では米倉山へのアクセス方法と発電所・施設の見どころを解説します。
目次
山梨の米倉山とは?
山梨県甲府市南部の丘陵
米倉山は山梨県甲府市南部にあり、南斜面が開けた丘陵地帯です。標高約380mと低く、幅広い年代の登山者に親しまれています。周囲には果樹園や田園風景が広がり、豊かな自然の中で四季折々の植物や野鳥を観察することもできます。
標高380mからの眺望
山頂付近まで整備された遊歩道を歩くと、甲府盆地を囲む八ヶ岳や南アルプス、茅ヶ岳などの雄大な山並みを展望できます。特に夕焼け時には甲府市街や富士山方面の景色を望むことができ、夜景や夜空も楽しめます。
太陽光発電所設立の背景
山梨県では地球温暖化対策の一環として再生可能エネルギー推進に取り組んでおり、全国有数の日射量を活かして米倉山に大規模な太陽光発電所を建設しました。米倉山太陽光発電所は2012年に運転を開始し、県内のメガソーラーの代表例となっています。
PR施設の歩みと新名称
太陽光発電所に隣接して設置されたPR学習施設は、当初ゆめソーラー館やまなしとして平成24年(2012年)に開館しました。令和6年(2024年)4月に大型リニューアルを行い、きらっととして生まれ変わりました。展示内容も一新され、再生可能エネルギーに関する最新情報を発信しています。
米倉山へのアクセス(交通手段)

米倉山は甲府市中心部から車で約30分の場所にあります。公共交通を利用する場合は、JR甲府駅から路線バスや無料シャトルバスでアクセスできます。
周辺には駐車場も整備されており、ドライブやハイキングの拠点として利用しやすい環境です。
車でのアクセス
中央自動車道「甲府南IC」から車で約10分です。甲府南インター入口交差点を右折して国道358号線を南方向へ進みます。笛南中北1交差点を左折し国道140号線(笛吹ライン)へ合流。
さらにシルクライン入口交差点を左折後、案内看板に従って約1.3km進むと米倉山に到着します。発電所敷地内には普通車23台、大型バス2台分の駐車場があり、無料で利用できます。
公共交通(鉄道・バス利用)
公共交通ではJR身延線の東花輪駅が最寄りですが、本数が少ないためJR中央線の甲府駅を利用するのが一般的です。甲府駅南口からタクシーで約20分の距離です。
バス利用の場合は山梨交通の南部方面行き路線バス(一部宇津系統)に乗車し、最寄りの停留所から徒歩やタクシーでアクセスできます。
無料シャトルバス
市では平日限定で無料のシャトルバスを運行しています。1日数便、JR甲府駅南口や東花輪駅前と米倉山PR施設前を結び、小型の電気バスで移動できます。
ただし、土日祝日と年末年始は運休となりますので、利用時は運行日程と時刻表を事前に確認してください。
米倉山太陽光発電所の概要

米倉山太陽光発電所は、山梨県と東京電力が共同で建設した大規模なソーラー発電所です。出力10,000kWで内陸部最大級の規模を誇り、敷地面積は約12.5ヘクタールに及びます。
年間の発電量は約1,200万kWhに達し、甲府市内の一般家庭約3,400軒分の消費電力量に相当します。
発電所の規模とCO2削減効果
米倉山太陽光発電所は年間約1,200万kWhを発電し、これは一般家庭約3,400世帯分の電力に相当します。
この発電により年間約5,100トンのCO2排出を削減できるとされ、県内外で再生可能エネルギー導入のモデルとなる施設として注目されています。
遊歩道と展望台からの眺望
発電所敷地内には発電所全体を見渡せる遊歩道と展望台が整備されています。遊歩道を進むと展望台に到達し、晴れた日には八ヶ岳や南アルプス、茅ヶ岳などの山々や甲府盆地を一望できます。
広々とした景色の中で自然散策を楽しめます。
桜と紅葉の見どころ
遊歩道沿いや敷地内の植栽には、南部桜など約287本の桜やモミジが植えられています。春はソメイヨシノが咲き誇り、秋には透き通るような紅葉で彩られます。
季節ごとに変わる景観が発電所エリアを彩り、散策に華を添えます。
休憩スポット: サンシェードテラス
発電所エリアの出入口近くには、県産スギ材のCLTパネルを使用した屋外休憩施設サンシェードテラスが設けられています。
平成29年(2017年)に整備されたこの休憩所は屋根付きで、ベンチやテーブルが置かれており、散策の合間に快適に休憩できます。
次世代エネルギーPR施設きらっと
きらっとは米倉山太陽光発電所に併設された次世代エネルギー学習施設です。平成24年(2012年)開館のゆめソーラー館やまなしとして設立され、令和6年(2024年)4月に大型リニューアルオープンしました。
館内には地球温暖化や再生可能エネルギーを学ぶ大型LEDビジョンや双方向のタッチパネル展示が用意されています。
施設の概要と目的
地球温暖化対策や次世代エネルギーの啓発を目的とし、ソーラーパネルやヒートポンプなど実機展示を交えながらエネルギーシステムを紹介しています。
館内では大型スクリーンによる映像学習や壁面パネルでの解説のほか、来館者が操作できるインタラクティブなコーナーで楽しく学べます。
展示内容と体験学習
館内の大型LEDビジョン(縦2m×横6m)では地球温暖化の仕組みやソーラー発電所の映像が流れます。
タッチパネルコーナーでは、太陽光発電やP2G(電力→ガス転換)などの仕組みを体験的に学べます。また、実際に稼働するヒートポンプ実機や太陽光パネルの見本も展示され、子どもにもわかりやすい工夫がされています。
見学案内(開館時間・入館料)
開館時間は9時30分から16時30分まで(入館受付は16時まで)、入館料は無料です。休館日は毎週月曜(祝日の場合は翌日)と年末年始(12月29日~1月3日)です。駐車場は敷地内に普通車23台、大型バス2台分が用意されています。
敷地内にはEV車急速充電器もありますが、主に施設管理車両用に設置されているため一般利用は難しい場合があります。教育プログラムとして、中高生向けに次世代エネルギーを学ぶ学習会(要事前予約)も開催されています。
まとめ

米倉山は標高約380mの山頂から美しい山並みを望める手軽な山岳スポットです。整備された遊歩道を散策しながら太陽光発電所と展望台を見学でき、春の桜、秋の紅葉など自然の変化も楽しめます。隣接するきらっとでは再生可能エネルギーについて学べ、入館無料で見学できます。
駐車場のほか無料シャトルバスも整備されており、アクセスは良好です。最新設備と雄大な自然の両方を満喫できる米倉山へ、ぜひ訪れてみてください。
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