冬の富士五湖周辺は空気が澄み、雪化粧した富士山が湖面に映る絶景が魅力です。冬季ならではのワカサギ釣りや温泉も楽しめ、日帰りや宿泊でじっくり回れるモデルコースが注目されています。
この記事では最新情報を交えつつ、冬の富士五湖観光に最適なモデルコースと周辺スポットを詳しく解説します。寒さ対策を万全にして幻想的な冬景色に包まれた富士五湖を満喫しましょう。
目次
冬の富士五湖観光におすすめモデルコース
富士五湖エリアは冬季こそ空気が澄んで富士山の姿がより鮮明に楽しめる観光シーズンです。湖畔に雪が積もる景色や、逆さ富士の絶景など冬ならではの雰囲気は格別。モデルコースを計画する際は、寒さ対策と合わせて効率的な周遊ルートを組むことがポイントです。ここでは必要な準備や移動手段、おすすめコースの組み立て方についてご紹介します。
冬の富士五湖ならではの絶景ポイント
冬は湿度が低く冬晴れの日が多いため、富士五湖から富士山を望む風景が非常にクリアに見えます。冬場の朝夕は湖面が鏡のように凍てつき、凛とした空気感の中で富士山が湖に映る「逆さ富士」を楽しめます。また朝日の時間帯には湖畔に朝焼けが差し、雪をいただく山々と水面とのコントラストが芸術的です。河口湖の湖畔公園や山中湖の長池運動公園、大石公園などから富士山を眺めると、山頂までくっきりと見え、素晴らしい写真スポットになります。
冬の富士五湖観光の服装と準備
富士五湖は標高が高いため冬は想像以上に冷え込みます。特に1月・2月は日中でも氷点下になる日があり、最低気温は氷点下10℃前後になることも。防寒対策として厚手のコートやダウン、手袋、マフラーなどを必ず用意しましょう。歩く際は滑り止め付靴がおすすめです。
また、車で移動する場合は冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の装着が必要です。万が一の雪道での立ち往生を防ぐため、携帯の充電を満タンにし、カイロやブランケットも携行すると安心です。日暮れも早いので余裕をもって観光時間を設定し、明るいうちの移動を優先しましょう。
効率的なアクセスと移動手段
富士五湖への移動は鉄道・バス・車が利用できます。公共交通機関では、東京方面からは中央自動車道「河口湖IC」経由で河口湖へ向かう高速バスが便利です。新宿駅から直通の高速バスで約2時間半、新宿高速バスターミナルや渋谷マークシティから発着します。鉄道を利用する場合は富士急行線の河口湖駅まで行くルートがあります。河口湖駅からは周遊バスやタクシーで各湖や観光スポットにアクセスできます。
車で行く場合は、中央自動車道経由が一般的です。冬季はチェーン規制がかかる場合もありますので、事前に道路情報をチェックしてください。富士五湖エリアは道路が比較的わかりやすく整備されているものの、凍結した峠道もあるので無理のない運転を心がけましょう。主要湖や観光名所には無料駐車場があるので、日帰りなら車移動が効率的です。
冬のモデルコース計画のポイント
冬の富士五湖観光では日が短い点を考慮し、朝早く出発するのがコース計画の鍵です。富士山の美しい姿は午前中のクリアな空が狙い目ですので、湖畔の展望台巡りは午前に済ませましょう。午後は日が傾くため温泉や屋内観光を中心にすると無理なく巡れます。
また、湖をすべて周るには移動距離が長くなるのでエリアごとにまとめると効率的です。例えば、西側の西湖・精進湖、南側の本栖湖、北側の山中湖・河口湖といったふうに分けて訪れ、体力に合わせて宿泊を検討しましょう。現地での移動はレンタカーや観光タクシー、路線バスを組み合わせると安心です。
富士五湖冬の観光スポット&絶景

富士五湖それぞれに冬ならではの見所があります。代表的な観光スポットや絶景ポイントを湖ごとにご紹介します。晴れた日にはどの湖からも雪をかぶった富士山が望め、それぞれに違った表情を見せてくれます。
山中湖・河口湖の冬絶景スポット
山中湖(山中湖村)と河口湖(富士河口湖町)は五湖の中で最もアクセスしやすく、観光スポットが集中しています。山中湖畔では「平野」エリアの遊歩道や長池親水公園から富士山の写真撮影がおすすめ。湖面に映る逆さ富士は幻想的です。河口湖畔では大石公園や河口湖天上山公園の展望台が人気。河口湖駅近くの「富士山と河口湖ミュージアム」からも富士が美しく望めます。
また、カチカチ山ロープウェイ(河口湖町)は山頂から富士山と河口湖を一望できる絶景スポット。天候次第でアイスバーンになることがあるので、靴底に注意して乗りましょう。河口湖美術館付近の足湯も冬季限定で利用できます。夕方には西の空に沈む夕日と紅く染まる富士山が湖面を照らす光景が見られることもあり、冬の湖畔散策は朝夕ともに見逃せません。
西湖・精進湖の冬の景観
富士五湖の西側に位置する西湖・精進湖エリアは、観光客が少なく静かな雰囲気が楽しめる穴場です。西湖からは北岸の湖畔に広がる「西湖野鳥の森公園」が凍結した湖と樹海に囲まれた幻想的な景色を作り出します。運が良ければ水鳥やカチカチに凍った湖面を彩るワカサギ釣りのボートも見られます。
精進湖は小さな湖ながら水面に浮かぶ小島があり、富士山との組み合わせが絵になります。また、精進湖のすぐ近くには「青木ヶ原樹海」が広がっており、冬でも樹海の緑と雪化粧の富士山の対比は見事です。冬季限定で西湖湖畔では「西湖樹氷まつり」が開催され、ライトアップされた氷のオブジェが夜間に幻想的な雰囲気を醸し出します。
本栖湖の冬景色
本栖湖(本栖湖エリア、富士河口湖町)は五湖の最南端に位置し、湖水の透明度が高いことでも知られます。特に本栖湖の南岸から望む富士山は、5000円札の裏面にも描かれる有名なアングルです。冬の空気でさらに水面がくっきりと青く澄み、富士山の雪景色と重なる光景は圧巻です。
湖畔には「浩庵キャンプ場」があり、冬でもテントサイトから絶景が楽しめます(寒さ対策は必須)。また、本栖湖畔の展望台や駐車場近くからも好ロケーション。冬場は西岸(湖畔の一部)が凍結することもあり、凍った湖面に映る富士山の姿を見られるかもしれません。
冬の富士五湖で楽しむアクティビティ

富士五湖とその周辺では冬ならではのアクティビティも豊富です。富士山をバックに楽しめるアウトドア体験や、温泉めぐり、冬限定のイベントなど、体を動かしても屋内でゆったりしても楽しめるプランをご紹介します。
ワカサギ釣りとドーム船体験
山中湖や河口湖では冬季恒例のワカサギ釣りが人気です。特に山中湖の旭日丘観光では、暖房完備のドーム船で手ぶら釣り体験ができます。ドーム船内は暖かく、釣り道具もレンタル可能なので初心者や子連れでも安心して楽しめます。真冬でも穏やかな環境の中で釣り糸を垂らし、釣れたワカサギを湖畔で天ぷらにして味わうのも醍醐味です。
河口湖でもワカサギ釣りは楽しめますが、野趣を味わうなら本栖湖もおすすめ。湖岸での釣りや氷が張った湖面での穴釣りなど、シーズン中は各所で釣りイベントが行われます。
冬の富士山ビュースポット
富士五湖エリアは「富士山ビュースポット」の宝庫で、冬は格別の眺望が得られます。山中湖の「パノラマ台」や河口湖の「天上山公園」など展望スポットでは、遠くから山頂まで鮮烈に見える富士山と湖の全景を望めます。中でもおすすめは河口湖の「富士山パノラマロープウェイ」(カチカチ山ロープウェイ)乗車で行ける展望台。標高が高く360度の眺めが楽しめ、天気が良ければ秩父山地から南アルプスまで見渡せることもあります。
日が沈む時間帯は、湖面に映る逆さ富士や夕日に染まる富士山が見られるチャンス。河口湖の大石公園や西湖の水平線近くで冬の花火を見ることができれば、富士山を背景に冬空を彩る幻想的な光景を堪能できます。
温泉と日帰り入浴
富士五湖エリアは温泉施設も充実しています。特に山中湖と河口湖の間にある鳴沢村の「富士眺望の湯 ゆらり」は露天風呂から正面に富士山が望める名湯です。16種類のお風呂があり、開放的なパノラマ風呂からは大きくそびえる富士山を見ながら温泉に浸かれます。冬季は夜間営業も充実しており、ライトアップされた富士山を眺めつつ極上のリラックスタイムが過ごせます。
河口湖周辺には他にも日帰り温泉が多く、「石割の湯」や「小菅の湯(こすげのゆ)」など富士山の眺望が美しい施設があります。足湯が楽しめる湖畔スポットも点在し、観光の合間に足元を暖めてほっと一息つくのがおすすめです。
冬季限定イベント
富士五湖では毎冬、夜景やイルミネーションのイベントが盛んです。山中湖では「イルミネーション・ファンタジウム」が開催され、富士山を背景に約50万球のイルミネーションが花の都公園を彩ります。河口湖では毎年冬に大規模な花火大会「河口湖冬花火」が開催されます。雪景色と花火、逆さ富士の組み合わせが見事で、湖畔にはたくさんの見物客が詰めかけます。
ほかにも、山中湖の「アイスキャンドルフェスティバル」は氷で作られたキャンドルに灯がともされる幻想的な催しで、打ち上げ花火とのコラボも人気。河口湖周辺では冬の風物詩「こたつ船」や凍った湖面を歩くスノーシュー体験など、寒さを活かしたユニークな体験が満載です。
冬の富士五湖おすすめモデルコース例
ここでは冬の富士五湖を効率よく楽しむモデルコース例をご紹介します。日帰りプランから一泊二日、二泊以上の旅行まで、自分のスケジュールに合わせて参考にしてください。
日帰りモデルコース:主要スポットを効率的に回る
- 【午前】宿泊地や最寄り駅からスタート。山中湖畔または河口湖畔に直行。冬景色が美しい湖畔を散策し、富士山の絶景を写真に収める。
- 【午前中】河口湖なら「河口湖大橋」展望、または山中湖なら「平野」から富士山を眺望。その後、「富士山パノラマロープウェイ」に乗車し、山頂展望台から360度の絶景を楽しむ。
- 【昼】ロープウェイ山麓駅周辺で昼食。富士吉田の郷土料理「吉田のうどん」やほうとうで暖を取るのがおすすめ。
- 【午後】大石公園(河口湖)や長池公園(山中湖)へ移動し、湖畔の遊歩道を散策。冬の逆さ富士を狙うなら河口湖西岸、ハーブ館付近も絶好の撮影ポイント。
- 【夕方】温泉に立ち寄って体を温める。山中湖温泉「紅富士の湯」や「久保田一竹美術館 入浴休憩所」などでゆったり休憩。
- 【夜】交通や宿泊地へ戻る前に、空気の澄んだ夜空を見上げて星空観察。もし曜日とタイミングが合えば、河口湖湖畔の冬花火やアイスキャンドルの夜イベントを楽しむのも良い締めくくりです。
1泊2日モデルコース:富士五湖をじっくり満喫
- 【1日目午前】朝早く出発し、河口湖エリアへ。湖畔で日の出の富士山を鑑賞したら、周辺の観光名所めぐりへ移動。河口湖オルゴールの森美術館や北口本宮冨士浅間神社など、インドアとアウトドアの観光を組み合わせる。
- 【1日目午後】湖畔で昼食後、「ふじてんスノーリゾート」へ移動。冬のウィンタースポーツを体験したり、展望リフトで上部の富士見台へ。夕方は鳴沢村の「富士眺望の湯ゆらり」で入浴し、富士山を眺めながらゆったり。
- 【1日目夜】湖畔の旅館または山中湖畔の温泉宿に宿泊。温泉で体を温めながら、宿泊先から富士山を望む部屋ならさらに旅の情緒が深まります。
- 【2日目午前】山中湖へ移動し、「山中湖花の都公園」で富士山を背景に散策。イルミネーション時期なら昼間も見ておきたい広大な公園です。その後、山中湖のワカサギ釣りドーム船体験に挑戦しても楽しい思い出になります。
- 【2日目午後】河口湖に戻り、「大石公園」で湖越しに富士山を望みます。地元の郷土料理やカフェで遅めの昼食を楽しんだ後、周遊バスで河口湖駅へ。公共交通利用の方は高速バスで帰路につきます。
2泊3日以上モデルコース:富士五湖と周辺を巡る
- 【1日目】河口湖・山中湖エリア観光(上記プラン参照)。河口湖で宿泊し、翌朝に北口本宮冨士浅間神社や富士急ハイランドなど富士吉田市内の名所を訪れる。
- 【2日目】西湖・精進湖・本栖湖方面へ足を伸ばす。西湖野鳥の森で樹氷まつりや自然観察、本栖湖では浩庵キャンプ場から富士山の絶景を堪能。夜は本栖湖畔または鳴沢村の温泉宿泊でリラックス。
- 【3日目以降】忍野八海や富士山五合目へドライブ、河口湖周辺で土産物・グルメ堪能など、余裕があれば富士山麓の歴史・文化巡り(浅間神社やミュージアム等)を組み込みます。余裕を持って次の目的地へ向かいましょう。
冬の富士五湖観光アクセス・注意点

冬の富士五湖観光では、交通手段の選択と安全対策が重要です。積雪・凍結による道路の通行止め情報や、高速バス・電車の時刻を事前に確認しましょう。道路は日影やトンネル出口で特に凍結しやすいので注意が必要です。
公共交通利用の方は、季節限定のシャトルバス(河口湖駅~ふじてん)など便利なアクセス手段がありますが、事前予約が必要な場合もあるので公式情報をチェックしてください。車の場合は日中の暖かい時間帯に移動し、万一の交通渋滞に備えて早めの行動計画を立てましょう。
車でのアクセスと道路情報
車の場合は中央自動車道の河口湖ICまたは山中湖ICを利用します。河口湖ICから河口湖までは約5km、山中湖ICからは約8kmです。冬季は夜間・早朝の凍結に注意し、必ずスタッドレスタイヤを装着してください。浅間神社へ向かう五重塔付近など山側の道路は特に凍りやすいので速度を落として走行します。
積雪時はチェーン規制が張られることもあります。道路情報は「道路情報板」や携帯アプリで確認可能です。また山麓の道は照明が少ないので、早めに目的地へ到着するスケジュールにすると安心です。
公共交通機関でのアクセス
東京発の場合、新宿高速バスターミナルや渋谷駅から河口湖行き高速バスが運行しています。バスは河口湖ターミナルに直通し、所要約2時間半。河口湖駅からは富士急行線で隣接する富士山駅(旧富士吉田駅)へもアクセスできます。電車利用なら中央線で大月駅まで行き、富士急行線に乗り換えて富士山駅へ。
湖間の移動は「河口湖周遊バス」や「富士五湖周遊バス」が便利ですが、冬季は本数が減ります。宿泊者向けシャトルバス(山中湖温泉~河口湖駅~富士急ハイランド等)も運行しているため、宿泊施設に確認して利用すると効率的です。
冬の交通規制と安全対策
冬場は夕方になると急激に気温が下がり、道路が凍結しやすくなります。日没後は運転を避け、運転する場合は徐行とライト点灯を徹底してください。富士北麓は積雪量が多い地域もあるので、チェーンやタイヤチェーン携行も検討しましょう。
万が一に備え、バッテリーや携帯の充電は出発前に満タンにし、携帯用充電器や毛布、非常食も車に積んでおくと安心です。冬の富士山麓は吹雪くことがあり、視界不良で道迷いの危険もあるため、天候急変時は早めに退避して運行停止情報を待つようにしましょう。
観光時期の注意点と天候対策
冬の富士五湖観光では、極端な寒さと短い日照時間を想定した計画が必要です。日が落ちると体感温度が大きく下がるため、早朝や夕刻の観光では防寒具を重ね着し、カイロや暖かい飲み物で体温を維持してください。観光スポットでは霜柱や凍った水たまりで足元を滑らせないよう、歩きやすい靴を選びましょう。
また、冬は風が強い日もあるため、帽子やマフラー、手袋で風寒を防ぎます。万全の準備で訪れれば、夏場とは一味違う静寂と荘厳さに包まれた冬の富士五湖エリアを安全に満喫できます。
まとめ
富士五湖エリアは冬だからこその魅力にあふれています。空気が澄んで美しい富士山が堪能できるほか、ワカサギ釣りや温泉、ライトアップイベントなど冬ならではのアクティビティも満喫できます。モデルコースでは主要スポットを効率よく巡りつつ、余裕を持って寒さ対策を行うのがポイントです。最新の交通情報や冬の注意事項に気をつけながら、幻想的な雪景色に包まれた富士五湖観光を楽しんでください。
コメント