山梨県の図書館の“蔵書数”に興味がある方へ。県全体の図書館蔵書数がどのくらいか、どの図書館が特に本を多く所蔵しているのか、また“住民1人あたり蔵書数”や蔵書の種類まで詳しく調べました。図書館のランキングや比較を交えて、読書好きの方が知っておきたい情報を網羅します。全国との関係も見ながら、山梨の図書館事情をじっくり理解できる内容です。
目次
山梨 図書館 蔵書数の全体像と県ランキング
山梨県内の公共図書館の総蔵書数は、最新の統計で約 5,422,039 冊 という数字が報告されています。これは全国の都道府県の中で 33 位という順位で、全47都道府県中のやや下のグループに属するレベルです。全国の平均蔵書数と比べると、およそ 0.6 倍程度の規模で、山梨県の図書館網が本好きにはやや控え目に感じられるのも頷けます。
また、県内公共図書館数はおおよそ 50 館前後で推移しており、館数そのものは他府県と大きな差はありませんが、蔵書数/館や蔵書数/住民という指標では改善の余地が指摘されています。
全国平均との比較
全国47都道府県の平均蔵書数と比べると、山梨県の蔵書数は平均を下回る水準です。都道府県ごとに蔵書数が大きく異なる中、山梨は東京や大阪などの大都市圏に比べると規模がコンパクトです。蔵書数が多い県は、大都市を抱えるところや人口密度が高い地域が多く、図書館の数だけでなく貸出需要や資源配分の差が蔵書数に大きく影響しています。
住民1人あたり蔵書数の意味と現状
住民1人あたり蔵書数は、図書館の利用環境を評価する重要な指標です。たとえばある市町村の図書館では、この指標が 7~10 冊前後となっており、住民1人あたり少なくともこれくらいの規模があれば「本が手近にある環境」と言えるでしょう。山梨県全体の人口との比率でこの数を算出すると、県全体で 6 冊前後ということが統計から読み取れます。この数値を上げるためには、蔵書の拡充だけでなく、図書館のネットワーク化や電子書籍の導入など多方面の取り組みが鍵になります。
蔵書数の変遷と最新動向
蔵書数は年々増加傾向にあります。最近発表された県の図書館白書によれば、令和7年(2025年)3月31日時点の統計で「蔵書冊数(図書)」が公共図書館全体で示されており、前年度より微増している自治体が多くなっています。視聴覚資料や地域資料など図書以外の蔵書点数も加えると、実際の総所蔵点は図書だけの蔵書数よりさらに大きな数字になります。最新情報をもとにすると、総蔵書数の伸び率はおおよそ数パーセント台で安定しており、維持と拡張の間で各館が努力している様子が伺えます。
主要図書館の蔵書数比較:どこが多いのか

山梨県内には公共図書館・県立図書館・市町村立図書館があり、それぞれ所蔵規模に差があります。蔵書数の多さは貸出や閲覧の充実度に直結しやすく、本を探す、調べものをするという観点で選ぶ際には指標として重要です。この章では、蔵書数が多い主な図書館を比較し、読書好きの方が注目すべき施設をピックアップします。
山梨県立図書館の蔵書規模
県の中核に位置する県立図書館は、所蔵図書のみならず、雑誌・視聴覚資料・地域資料など多様な資料を含めています。過去の資料では蔵書数が 70~80 万点程度であった記録があり、図書のみを扱う館の中では最大級の規模を誇ります。閲覧スペースや機能性、研究支援サービスも充実しており、県全体の文化ハブとしての役割を果たしています。
市町村立図書館で蔵書数が多い施設
市町村立図書館でも、蔵書数が突出して多い施設があります。例えば、中央市の田富図書館や玉穂生涯学習館は図書数で 13 万冊超を所蔵しており、開架・閉架両方でかなりの収蔵力を持っています。また、南部町立図書館なども地域資料や児童書を豊富に含む所蔵があり、地域住民の日常利用にとって魅力的な施設です。こういった館はアクセス環境や施設の広さ、開館時間なども比較的整っていることが多いです。
大学図書館・専門図書館との比較
大学図書館も無視できない存在です。山梨大学付属図書館では、図書だけで 55 万冊以上、雑誌・電子媒体を含めるとさらに多様な資料を揃えています。学術研究用途や専門分野調査には大学図書館が重要な役割を持ちますが、一般公開しているサービス範囲が限られることや貸出条件が公共図書館と異なることもあるため、「蔵書数」だけでは選びにくさがあります。それでも、一般利用者が利用できる大学図書館は蔵書数という面では非常に価値が高いです。
蔵書の質と特徴:種類・地域資料・カテゴリ別所蔵

蔵書数の“量”だけではなく、“どのような本があるか”も重要です。図書館によって地域資料、児童書、外国語書、視聴覚資料などの比率が異なります。ここではその質や特徴を比較し、読書好きが目的に応じて図書館を選べるように情報を整理します。
一般図書・子ども向け蔵書の比率
公共図書館の所蔵のうち、一般図書(大人向け)と子ども向け図書の割合は地域によって偏りがあります。市町村立図書館では児童書の棚が非常に充実しており、子ども向けの書籍が全体蔵書の三割以上を占める施設もあります。一方、県立図書館や大学図書館では一般図書が中心であり、専門書も多いため大人向けの需要に応えるラインナップが整っています。児童書の充実度を求めるなら、どの図書館がその比率を高めているかが判断基準になります。
地域資料・郷土史の所蔵状況
地域資料や郷土史関連の蔵書は、山梨県の図書館の特徴の一つです。郷土資料を専門とするセクションを持つ館では、歴史、地理、伝統工芸、地元著者の書籍などが多く保存されており、文化を知りたい人にとって貴重な資源です。たとえば塩山図書館分館などの地域館では、武田信玄に関する古文書などの貴重史料が含まれていることが知られています。こうした資料は所蔵数に直接大きく影響します。
視聴覚資料・電子媒体の拡充
冊子の書籍だけでなく、視聴覚資料(CD・DVD等)や電子書籍・電子ジャーナルの所蔵も近年伸びています。県立図書館や大学図書館では、電子書籍の貸出タイトル数・雑誌のオンライン購読種数などが多くなっており、物理的な所蔵だけでは測れない蔵書の“総合力”がアップしています。これにより、遠隔地や足が不自由な方にもアクセス可能な資料が増えており、利用者の満足度向上につながっています。
蔵書数が多い図書館が読書体験に与えるメリット
蔵書数が多い図書館は、本に出会える機会が幅広くなるのはもちろん、調べもの・学習・趣味・娯楽などあらゆる読書目的に応えることができます。以下のような点が特に読書好きにとって価値があります。
多様なジャンルから選べる充実感
蔵書が多い館では、フィクション・ノンフィクション・専門書・ビジネス書・趣味の書籍など、ジャンルの幅が非常に広くなります。新刊・話題書だけでなく過去の名著や希少本も含まれることが多く、あらゆる興味を追求できる環境が整っています。この“選べる充実感”は読書の意欲を刺激します。
調査・学び・研究への対応力
多くの蔵書を持つ図書館では、学術書や専門資料を揃えており、研究やレポート、論文執筆などに必要な情報が手に入ることが多いです。郷土資料をはじめ、一次資料や古文書などのアーカイブも含むため、山梨の歴史・文化を深く探求することができます。学ぶ目的で蔵書数を重視するなら、県立図書館や大学図書館が特に頼りになります。
利用環境の広がりと利便性
蔵書数が多い施設は、閲覧スペースや開架スペースが広い場合が多く、施設そのものの快適さや利便性にも富んでいます。また、電子媒介やオンライン検索機能の整備・予約制度・貸出期間制度などがしっかりしており、利用者が求める資料を簡単に探し、借りることができる環境が整えられています。本が多ければ多いほどそれを支えるシステムの整備も重要になります。
どの図書館が「蔵書数が多い」かを選ぶ基準

“蔵書数が多い”図書館を選ぶ際には、量だけではなく以下のような要素を総合的に見ることが大切です。読書好き・学び好きの方には特に重要な基準になります。
- 蔵書数の種類(図書、視聴覚、電子媒体など)
- 住民1人あたりの蔵書数
- ジャンルの幅と専門性
- 地域資料の充実度/郷土史コレクション
- 開館時間やアクセス、オンライン利用の可否
蔵書数の種類で見る評価軸
図書だけを数えるか、CD・DVDや電子書籍を含めるかで、蔵書数の実際の規模は大きく変わります。本を“手に取る”蔵書と、“デジタル”でアクセスできる蔵書、さらに地域資料や古書のコレクションなど、どの種類がどれほど含まれているかを確認することで、本当に「蔵書が多い」と感じられる館が見えてきます。
地域性や利用目的とのマッチング
都会的な環境か、地方か、学生が多いか観光客が多いかなど、図書館が置かれている立地や利用者層によって“蔵書数が多い”ことの意味が変わります。郷土史や地域資料を重視した館では構成比率が重要になるし、専門的な学びを求める人には大学館の専門書の質が重視されます。このマッチングを見ることで、自分にとって最適な図書館を選べます。
山梨の読書好きにおすすめの図書館
山梨県には“蔵書数が多いだけでなく、居心地・アクセス・特色”も優れた図書館がいくつかあります。読書好きにとって、蔵書数だけでなく利用しやすさも重要なポイントです。以下は特におすすめの施設です。
県立図書館:中核施設としての強み
県立図書館は蔵書数の多さ、種類の豊かさ、研究支援体制、文化イベントの実施などが他の公共図書館に比べ突出しています。知識を深めたい・本をじっくり探したいという読書好きには筆頭の選択肢です。施設の広さや閲覧可能時間も長く、交通アクセスが良い点も魅力です。
中央市立玉穂生涯学習館・田富図書館のペア
中央市にあるこのペアの図書館は、図書数で十万冊を超え、地域住民にとって充実した本の選択肢を提供しています。玉穂館は開架・閉架合わせて135,000冊前後の蔵書を持ち、開架スペースが広く、図書の検索・閲覧・貸出がしやすい配置になっています。地域との連携やイベント開催も頻繁で、本と人が繋がる場として注目されています。
山梨市立図書館:地域文化との接点
山梨市立図書館は「つながりの生まれる図書館」というコンセプトのもと、所蔵冊数が約15万冊あり、地域文化や郷土資料にも力を入れています。子ども読書推進の取組みやイベントも多く、家族で訪れる利用者にとっては蔵書数以上に魅力を感じられる施設です。ゆったり過ごせる雰囲気やアクセスの良さも支持されています。
蔵書数を増やす取組みと未来の展望
山梨県内の図書館では、蔵書数を維持・拡充するためにさまざまな工夫が行われています。予算や館のスペース、利用者ニーズを踏まえて、今後どのような展開が期待されるのかを探ります。
電子書籍・デジタルアーカイブの拡充
紙媒体だけでなく電子書籍・電子ジャーナル・オンラインデータベースなどのデジタル蔵書が急速に増えています。特に県立図書館や大学図書館ではデータベース導入や電子貸出の仕組みが整っており、物理的な制約を越えて読書アクセスが拡大しています。遠隔地の住民や移動時間の制約ある人にとって大きなメリットになります。
蔵書更新・除籍の効率化
古くなった資料や利用頻度の低い蔵書の整理、除籍を行うことで、収蔵・保管コストを削減し、新たな蔵書を迎える余地をつくる取組みが行われています。利用者の声を反映して購入リクエストを募る制度や、地域との共同購入などを通じて、蔵書の質・量双方を向上させる努力が見られます。
公共図書館ネットワークと県外との協力
相互貸借や広域貸出の仕組みを強化することで、蔵書数だけでは補えない多様な本を利用できる環境を整えつつあります。県内の図書館同士はもちろん、大学図書館など専門館との連携も進んでおり、利用者にとっては「自宅近くの館で見つからない本も借りられる可能性」が高まっています。
まとめ
読書好きにとって蔵書数は図書館を選ぶ重要な指標です。山梨県全体の公共図書館の蔵書数は約 5,422,039 冊と報告されており、都道府県のランキングでは全国で 33 位。県立図書館や中央市・山梨市といった主要館が十万冊単位の蔵書を持っていて、利用目的や立地によって使い分ける価値があります。
しかし量だけでなく、蔵書の種類・地域資料・電子媒体の導入・住民1人あたりの蔵書数・アクセスのしやすさなど複数の基準で選ぶことが、本当に満足できる図書館利用には欠かせません。山梨の図書館はそれらの基準で改善が進んでおり、今後も読書好きにとって魅力的な空間が増えていくことでしょう。
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