特急あずさとかいじの違いは?停車駅や料金の差を早見表付き解説

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交通

中央線の特急「あずさ」と「かいじ」は、どちらも東京・新宿駅発着で山梨・長野方面を結ぶ人気の列車です。しかし運行区間や停車駅、座席サービスなどに違いがあります。本記事では最新情報を基に両者の停車駅や料金などの差をわかりやすく比較。早見表や具体例を交えて解説し、利用目的に合わせた最適な列車選びをお手伝いします。

特急あずさとかいじの違い

あずさとかいじは、どちらもJR東日本の中央本線を走る特急列車として知られています。一目で大きな違いは「運行区間(目的地)」であり、あずさは長野方面、かいじは山梨方面が主な行き先です。名称の由来や停車駅数、運行本数、座席の指定方法などにも違いがありますが、それぞれ同じ車両を使用しており、快適さやサービスには共通点も多くあります。

呼び名の意味と由来

「あずさ」は長野県を流れる「梓川」にちなんで名付けられた列車名で、歴史的にも中央線の長距離特急として親しまれています。一方「かいじ」は山梨県の旧国名「甲斐(かい)」に由来し、甲斐国(山梨県)方面への足を意味する名前です。どちらの名称も運行経路の地域性を表現しています。

主な違いのポイント

基本的にあずさは新宿~松本(長野県)の区間を中心に運行し、甲府以南の長野方面へ向かいます。かいじは新宿~甲府(山梨県)がメインで、山梨県内を重点的にカバーします。このため終点と経由地が異なり、両列車の停車駅にも差が生じます。また、かいじには一部に自由席が設定されていますが、あずさは全席指定席です。運行本数や運行時間帯、所要時間にも違いがあるため、旅行や通勤で利用する場合はそれぞれの特徴を押さえておくと便利です。

両列車の共通点

あずさとかいじはどちらも最新のE353系電車(9両編成)を使用しており、車内設備はほぼ共通です。全席にコンセントが備えられ、グリーン車(9号車)も設けられています。また、車内販売や無料Wi-Fi(※サービス内容は変わる場合があります)などのサービスも同等レベルです。運賃・特急料金はJR東日本の距離計算に基づくため、同じ区間ではあずさでもかいじでも料金は同額となります。

運行区間と目的地の違い

あずさとかいじは共に新宿駅を起終点としますが、向かう先とその途中ルートが異なります。あずさは主に長野県松本市(さらに白馬方面)まで走り、かいじは山梨県甲府市を中心に運行しています。目的地によってどちらの列車に乗るべきかが決まるため、まずは運行区間を確認しておきましょう。

特急あずさの運行区間

特急あずさは新宿駅発着で、中央本線を経由して長野県松本市まで運行します。一部の列車は東京駅や千葉県船橋市など都心方面まで延長運転されることもあります。主要な停車駅には八王子、立川、大月、甲府、茅野(長野県)などがあり、長野県内では諏訪湖周辺や松本などの観光地を結びます。特に白馬や信州方面への観光に便利な路線です。

特急かいじの運行区間

特急かいじは新宿駅発着で、山梨県甲府市を終点とする列車です。中央本線上の柏尾峠付近まではあずさと同じルートを通り、甲府以南では山梨県内の駅に多く停車します。主な終着駅は甲府で、一部列車はその先の竜王(甲斐市)まで延長運転されます。東京都心から山梨県東部・中央部へのアクセスに優れ、特に石和温泉や塩山、山梨市といった周辺地域への通勤・観光に適しています。

停車駅の違い

あずさとかいじは新宿発ですが、新宿から甲府区間で停車する駅に違いがあります。かいじは山梨県内の主要駅に多く停車するのに対し、あずさは停車駅が少なくやや通過する駅が増えます。また、甲府以降の区間ではあずさが長野方面へ多く停車するのに対し、かいじは甲府で折り返します。以下では区間ごとに停車駅の違いを見ていきましょう。

新宿~甲府間の停車駅

新宿~甲府区間では、主要駅の停車状況に差があります。
「あずさ」は新宿、立川、八王子、大月、甲府などに停車しますが、塩山・山梨市・石和温泉には停まりません。一方「かいじ」は新宿、立川、八王子、大月、塩山、山梨市、石和温泉、甲府と停車し、より多くの途中駅に停車します。このため山梨県内の細かい移動にはかいじのほうが便利です。

甲府以降の停車駅

かいじは甲府駅で折り返し運転となるため、基本的に甲府以遠には停車しません。一方、あずさは甲府からさらに長野県方面に進みます。甲府以降の主な停車駅には韮崎、小淵沢、富士見、茅野、上諏訪、塩尻、松本などがあります。特に松本以北まで運行する点が、山梨県内が終点のかいじとの大きな違いです。

一部列車の停車パターン

両列車とも一部に特殊な運行形態があります。あずさは列車によっては千葉県・東京駅方面から直通運転されたり、春・冬の繁忙期などに追加列車が設定されることがあります。かいじも一部列車が東京駅発着だったり、甲府から先の竜王まで延長される列車があります。一部列車の時刻や運行日程は季節によって変わるため、事前に時刻表を確認するとよいでしょう。

所要時間と本数の違い

停車駅数の差は所要時間と運行本数にも影響します。かいじは途中駅が多いため時間がかかる傾向があり、運行本数はあずさより少なめです。以下では具体的な目安をご紹介します。

所要時間の違い

例えば新宿~甲府間で比べると、かいじは各駅停車が多いため約1時間40分ほどかかる場合が多く、あずさは停車駅が少ない分およそ1時間30分ほどで到着する列車が多くなります。区間によっては10分程度の差が出ることがあり、新宿~甲府間ではあずさのほうが所要時間が短い傾向があります。ただし、目的地が長野県方面(松本・白馬など)の場合は、かいじではなくあずさのみが運行しており、選択肢はあずさ一択となります。

1日の運行本数

新宿~甲府間で比べると運行本数にも差があります。あずさはおおよそ1日18往復前後、かいじは約12往復前後が設定されています(※季節や改正により変動あり)。両者を合わせるとおおむね30分に1本程度は中央線特急が走る計算です。朝夕のラッシュ時はさらに本数が集中する傾向がありますので、通勤・通学や旅行の計画時にはダイヤを事前チェックしておくと安心です。

料金・運賃の違い

運賃・特急料金はJR東日本の距離計算に基づくため、同じ区間ではあずさもかいじも基本的に同額です。例えば新宿~甲府間では普通運賃2,310円+指定席特急料金1,580円(合計3,890円)となり、あずさでもかいじでも変わりません。ただし座席クラス(グリーン車利用時など)や購入方法によって支払い金額は変わります。

運賃・特急料金の計算

特急料金は乗車距離に応じて設定されます。通常期・繁忙期などシーズンによる変動はなく、50kmまで750円、100kmまで1,000円、150kmまで1,550円と段階的に上がります。甲府までは約180km弱の距離にあたるため、上述のように新宿~甲府で特急料金は1,580円となります。なお、車内で特急券を購入すると別途260円の手数料が必要ですが、あらかじめ駅やネット予約で購入すれば追加料金は不要です。

両列車の料金比較

ここまで述べたように、あずさとかいじで基本運賃や特急料金に差はありません。同じ新宿~甲府間であればどちらに乗っても同額です。指定席も自由席も同様の追加料金で利用できます。つまり、料金面で特に有利な列車はなく、乗車区間と座席の種類によって価格が決まります。

お得な割引・予約方法

同じ料金内でさらにお得に利用する方法もあります。JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」では新幹線・特急の指定席特急券が会員限定価格になり、100円割引で購入できます。さらにえきねっとはチケットレス乗車も可能で、アプリを使えばスマホ上で改札を通過できます。また、学割や往復割引などの各種割引きっぷも適用可能なので、事前に調べて活用するとよりお得です。

以下の表はあずさとかいじの主要な違いをまとめた早見表です。

項目 あずさ かいじ
運行区間・目的地 新宿~松本(長野県)方面 新宿~甲府(山梨県)方面
停車駅数(主要駅例) 新宿・立川・八王子・大月・甲府…(計23駅程度) 新宿・立川・八王子・大月・塩山・石和温泉・甲府…(計10駅程度)
所要時間(新宿~甲府) 約1時間30分(停車駅少) 約1時間40分(停車駅多め)
料金(新宿~甲府) 運賃+特急料金=3,890円(同額) 運賃+特急料金=3,890円(同額)
1日あたり運行本数(目安) 約18往復 約12往復
使用車両 E353系(9両) E353系(9両)
座席・サービス 全席指定席(自由席なし)・グリーン車・全席コンセントあり・車内販売あり 指定席+一部自由席あり・グリーン車・全席コンセントあり・車内販売あり

車両とサービスの違い

あずさとかいじはともにE353系電車(2025年現在の最新車両)で運行しています。各車両編成は9両で、連結位置も共通しています。最新のE353系は座席が快適なことに加え、全席にコンセントが備わっているため、ノートパソコンやスマートフォンの充電が可能です。車両編成や設備に大きな差はありませんが、座席の利用方法に違いがあります。

使用車両と編成

どちらもE353系9両編成の列車で運行されます。E353系は電動パンタグラフを持つ最新型の車両で、以前のE257系から置き換えられました。編成の構成は基本的に同じで、1~11号車(実質9両)に普通車両とグリーン車が配置されます。車両名称や車両番号の付番も共通で、車両自体の違いはありません。

座席の種類(指定席・自由席・グリーン車)

あずさはすべての車両が全席指定席で構成され、自由席は設定されていません。一方、かいじは指定席車両に加え、一部列車に自由席車両が連結されています。特に通勤・通学時間帯の列車では自由席が利用でき、急な予約がなくても乗車しやすい仕組みです。また両列車とも9号車にグリーン車(1+2列のゆったりした席)があり、追加料金で上級の座席に乗ることができます。

車内設備・サービス

車内設備にも大きな違いはなく、どちらも車内販売やWi-Fiなど旅行者に便利なサービスが利用可能です。車内販売では飲料や軽食が購入でき、乗務員が車内を巡回します。さらにトイレや洗面所、自動販売機も設置されており、長距離移動でも快適に過ごせるようになっています。電源コンセントは各座席にあり、電車内での仕事やスマートフォン充電が容易です。

利用シーン別のおすすめ

あずさとかいじは用途に応じて使い分けることで便利に利用できます。それぞれの特徴を考えながら、目的地や目的に合わせた車両を選びましょう。以下では代表的な利用シーンごとにおすすめのポイントをまとめました。

山梨方面の目的地におすすめ

山梨県の甲府や石和温泉方面へ行く場合、かいじとかいじを選べますが、地元の駅に停車するかいじが便利です。石和温泉や塩山、山梨市方面に向かうならかいじに乗車すると最寄駅に停まりやすく移動がスムーズです。一方、甲府市内などを目指す場合はあずさでもかいじでも行けますが、停車駅が少ないあずさのほうが若干早く到着することがあります。

長野方面の目的地におすすめ

長野県松本・白馬方面に向かう場合、必ずあずさを利用します。かいじは山梨県止まりで長野方面への運行がないため、松本や信州地域へはあずさが唯一の選択肢です。特に夏山登山や冬季スポーツ、北アルプス観光など、長距離の観光目的で豊富な停車駅を通過しながら移動したい場合は、あずさ一択となります。

通勤・通学で役立つ選び方

日常の通勤・通学で中央線特急を利用する場合は、停車駅と予約のしやすさで選ぶのがポイントです。かいじは停車駅が多く、自由席がある列車もあるため、通勤圏にある各駅から利用しやすいメリットがあります。事前予約が難しい時でも自由席を利用できるかいじは急な予定変更にも対応しやすいとも言えます。あずさは全席指定のため定期券や事前予約が前提ですが、混雑時でも座席が確保される安心感があります。通勤・通学で定期的に座って移動したい場合は停車駅が多く自由度の高いかいじが便利で、事前に快適な座席を確保したい場合はあずさを選ぶとよいでしょう。

まとめ

特急あずさとかいじは同じ中央本線を走る特急列車ですが、運行区間や停車駅、座席の設定に違いがあります。あずさは新宿~松本を結び、長野方面のリゾートや観光地へ向かうのに適しています。かいじは新宿~甲府が基本で、山梨県内の主要駅へのアクセスに優れています。料金面では両列車とも同一料金体系で差はありませんので、乗車区間と座席クラスで選べばOKです。
目的地に応じて停車駅や所要時間をチェックし、自由席の有無や予約のしやすさも考慮すれば、自分にぴったりの列車が見つかります。これらの違いを押さえて、快適で効率的な中央線の旅を楽しんでください。

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