夏に山梨県の高原を訪れると、涼しい風と美しい自然に包まれて別世界のような涼感が味わえます。富士山や南アルプスを望む山岳地帯には、標高1000m前後の高原地帯が点在し、平地に比べて5~8℃ほど気温が低くなることもあり、日中も過ごしやすいのが特徴です。
また、牧場や花畑、湖畔など自然豊かなスポットも多く、朝夕には清らかな空気が満ちて癒しが得られます。首都圏からも2時間前後でアクセスできるため、週末の避暑地としても人気があります。
目次
山梨の高原で避暑!夏を涼しく過ごす方法
山梨県は盆地の多い地域で夏は非常に暑くなりがちですが、富士山や南アルプス、八ヶ岳などの山岳に囲まれた高原地帯ではひんやりした風が流れ、別世界の涼しさが味わえます。標高1000m前後の高原では、平地に比べて5~8℃ほど気温が低くなることもあり、夏でも快適に過ごせるのが大きな魅力です。
特に清里高原や八ヶ岳南麓、山中湖・本栖湖周辺は人気の避暑地です。これらのエリアでは牧場や湖畔、緑豊かな森林が広がり、渓流のせせらぎや林の木陰で涼むことができます。南風(フェーン現象)で甲府盆地が熱風に包まれても、高原には涼風が吹き抜け、心地よい気候が広がります。
高原の涼しい気候が生まれる理由
山梨の高原は標高が高いため日中の直射日光を避けて涼しく、高度100m上昇につき約0.6℃気温が下がります。例えば標高1000mの清里高原では平地より5~6℃低く、夏場でも日差しは強いものの爽やかな風が吹き抜けます。
さらに森林や牧場が広がる高原では日陰が多く、体感温度をさらに下げる効果が期待できます。
また標高の高い場所では昼夜の気温差が大きく日没後も冷えやすいため、夜は特に快適です。南アルプスや八ヶ岳からの風が吹き下ろし、湿度が低く爽やかな朝晩の空気が魅力です。
そのため清涼感ある避暑地として人気を集めています。
湖畔や渓谷の涼スポット
山梨県内には、湖畔や渓谷の涼しいスポットも数多くあります。本栖湖や山中湖など富士五湖周辺は水辺の爽やかな風が吹き、カヌーやボート遊びで涼を楽しめます。湖沿いでは朝晩にひんやりとした風が感じられ、逆さ富士を眺めながらの散策も人気です。
また奥秩父の尾白川渓谷や昇仙峡では、滝や清流のそばで木陰がたっぷり整備されており、天然のクーラーとなっています。
例えば精進湖や青木ヶ原樹海のそばにある氷穴・風穴は、洞窟内が年間を通じて3~4℃と夏でも冷蔵庫のように涼しいスポットです。子供連れでも安全に探検でき、入洞後は汗が引くほどのひんやり感を味わえます。
(※富士山周辺の氷穴・風穴は市街地からのアクセスも良く、日帰り旅行にもおすすめです。)
都心からのアクセスと利便性
山梨県の主要な高原地域は、東京から2時間ほどでアクセス可能です。中央自動車道を利用すれば清里高原や河口湖方面へ快適にドライブでき、中央本線や高速バスでも気軽に訪れることができます。
また、多くの避暑地は主要駅から近い場所に位置するため、日帰りや少ない移動時間で涼を取りに行ける点も大きな魅力です。
公共交通を利用する場合は、甲府・小淵沢からバスが運行し、JR中央線の特急あずさで直接清里・甲府などへアクセスすることも可能です。特に清里方面はJR小海線が乗り入れており、遠方からの移動もスムーズです。快適な夏旅のプランを立て、気軽に高原へ涼みに行きましょう。
山梨のおすすめ高原避暑スポット

山梨県内の代表的な高原避暑スポットの特徴と標高を以下の表でまとめました。次項以降で、それぞれの魅力を詳しく解説します。
| スポット | 標高(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| 清里高原(北杜市) | 約1200~1300m | 広大な牧場と清涼な高原風、富士山や八ヶ岳の絶景が楽しめる。 |
| 富士五湖エリア (富士河口湖町など) |
約800~1000m | 山中湖・本栖湖など湖畔の涼風と澄んだ湖水に癒される。 |
| 鳴沢高原(鳴沢村) | 約1300m | 氷穴・風穴の天然冷蔵庫で真夏でも涼が得られる。 |
| 南アルプス北部 (北杜市・身延町) |
1000m超 | 清流と深い森、高山植物が育つ渓谷で静かな避暑体験。 |
八ヶ岳・清里高原
清里高原は山梨県北部、八ヶ岳南麓に位置する高原リゾートエリアです。標高は約1200~1300mで牧場や美術館が点在し、清々しい景色が広がります。有名な「清泉寮」周辺では広大な牧草地と富士山・八ヶ岳の絶景が楽しめます。
夏の夜間は気温が15℃前後まで下がる日もあり、快適な避暑体験ができます。
清里駅周辺には観光施設やカフェが多く、新鮮な野菜や山梨産牛肉を使った料理も人気です。周辺の遊歩道や展望台では涼やかな高原風を感じながらハイキングでき、夏でも気持ちよく大自然を満喫できます。
富士五湖エリア
山中湖や本栖湖を中心とする富士五湖エリアも人気の避暑スポットです。標高は約800~1000mと清里ほど高くはありませんが、湖畔の涼風と雄大な富士山の眺めが魅力です。山中湖畔は夏でも湖面から冷たい風が吹き、高原らしい涼しさを感じられます。
反対側の本栖湖は透明度が高く、早朝は特に冷涼です。また富士河口湖町側には河口湖もあり、湖畔では散策やカヌー体験で水上の涼を楽しめます。
本栖湖の遊覧船や山中湖のボートクルーズでは、湖水上から涼風を受けることができ、夏でも気温の高い盆地部より涼しく感じられます。湖畔周辺には観光施設や温泉もあり、昼は遊び、夜は涼しい風に包まれながらくつろぐプランも人気です。
南アルプス北部高原
南アルプス山系の北部に広がる高原地帯も静かな避暑地です。北杜市や身延町の山麓には標高1000m級の集落が点在し、森と渓谷に囲まれています。尾白川渓谷(北杜市)は美しい滝と清流で名高く、森林浴できる遊歩道が整備されています。
また甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山の登山口周辺には山小屋やキャンプ場があり、登山とセットで高原泊すれば、より涼しく夏を楽しめます。
南アルプスの麓には天然水が湧き出す水場も多く、涼しさを実感できます。冬季は通行止めになる道もありますが、夏季は林道沿いで冷たい湧水を汲んで一息つけるスポットが多いのも特徴。自然の中で思い切り水分補給しつつ、避暑地ならではの涼感を味わってください。
山梨避暑地で楽しむ夏のアクティビティ

山梨の避暑地では、涼しい高原ならではのアクティビティが豊富です。ここでは高原ハイキングやキャンプ、牧場・花畑散策など、家族連れでも楽しめるアウトドアの楽しみ方をご紹介します。
高原ハイキングと自然散策
山梨の高原には、小学生でも歩けるほどの優しいハイキングコースが整備されています。清里高原の美し森や尾白川渓谷の遊歩道など、涼しい森の中を散策するだけで避暑効果抜群です。
夏場でも木陰に入ればひんやりとした空気が流れ、渓流沿いのルートでは川のせせらぎが涼感を演出します。
山頂へ登らなくても、小高い丘や湿原地帯の散策で十分森の気配を満喫できます。高原特有の高山植物や昆虫などを観察しながら歩くとアクセントになり、暑さを忘れて楽しめる夏の自然体験になります。
高原キャンプ & アウトドア
山梨高原のキャンプ場は、快適な避暑環境が揃っています。山中湖や清里などのキャンプ場は標高が高く、夜は涼しいうえ星空が美しく見える人気スポットです。近年はキャビンやコテージも整備され、初心者も安心してアウトドアを楽しめるようになっています。
シンプルなテント泊では、夜に火を囲んで涼みながらBBQを満喫できます。また早朝の湖畔散歩や星明かりの下の焚き火など、夏ならではの思い出づくりもおすすめです。
牧場・花畑で涼む
夏の山梨高原では、牧場も見どころのひとつです。清里高原には広い牧草地が広がり、放牧された牛馬を間近で眺めながら涼をとれます。ソフトクリームやジャージーミルクを楽しみつつ、開放的な高原風景の中で爽やかな気分になれます。
また、ひまわり畑やラベンダー畑も避暑地の名物で、色鮮やかな花の中での散策や記念撮影にもぴったりです。
花畑や牧場では風通しがよく、風が吹くたび涼しさを実感できます。高原の風に吹かれながら自然と触れ合う夏のひとときは、都会の喧騒を忘れてリフレッシュできるおすすめのアクティビティです。
山梨高原のグルメ・温泉で涼を満喫
山梨の高原避暑地には、美味しいグルメや温泉施設が点在しています。訪れた際は地元の食材を使った料理や高原ならではのひんやりメニューを楽しみましょう。
高原グルメと地元の味
高原に来たら、山梨の郷土料理「ほうとう」もぜひ味わいたい一品です。冷涼な気候で育つ青菜やきのこ、かぼちゃを煮込んだほうとうは、夏でもお腹にやさしい味わいです。ほかにも、新鮮な野菜や山梨牛など地元の食材を使った料理が楽しめます。ソフトクリームや果実を使ったスイーツも人気で、涼しい風を感じながらデザートで癒されます。
夏限定のメニューも要チェックです。ブルーベリー畑が近い清里では新鮮なブルーベリーを使ったジャムやスイーツが味わえ、地元ワインを使った冷製スープやシャーベットも涼感たっぷりです。山梨の夏グルメを堪能すれば、避暑旅行がさらに充実します。
高原の温泉と癒し
避暑で疲れた体には、山梨の高原温泉が最適です。標高が高い温泉地では露天風呂から開放的な景色が広がり、涼しい風に包まれながらゆったり浸かれます。清里近郊の温泉や本栖湖周辺の温泉宿では、深夜でも室温が下がる中ゆったりバスタイムを楽しめるのが特徴です。
温泉上がりには湯上り処で冷たい飲み物や軽食も味わえます。特に大菩薩ライン沿いの温泉や河口湖畔の宿泊施設では、富士山を望む露天風呂付の湯宿もあります。澄んだ夜空に星が瞬く中、湯船で体を冷やしながらリラックスすると、避暑旅行の疲れがすっかり癒えるでしょう。
山梨避暑地へのアクセス・服装・注意点

最後に、山梨の高原避暑地へ向かう際の交通手段や服装・注意点をおさらいしましょう。
交通手段(車・電車)
主要な避暑地には、車・公共交通ともにアクセスが整っています。車利用なら中央自動車道を使い、韮崎IC・須玉IC~清里、河口湖IC~富士五湖方面へ向かいます。交通量の多い週末は渋滞を避けるため午前中早めの出発がおすすめです。
電車で訪れる場合はJR中央線で甲府や小淵沢へ行き、バスやタクシーに乗り換えます。清里方面へはJR小海線の清里駅経由が便利です。高速バスも主要都市から運行しており、公共交通でも安心して行けます。
日帰りなら中央線の特急「あずさ」で高尾~甲府間を利用し、甲府から河口湖行きバスで富士五湖へアクセスが一般的です。時刻表や道路状況は事前に確認し、プランに余裕を持って出かけましょう。
服装・持ち物のポイント
山梨高原への避暑には、服装・持ち物が重要です。日差しが強く紫外線も強いため、帽子やサングラスで紫外線対策をしましょう。一方、朝晩は急に涼しくなるため、薄手の上着も忘れずに持参してください。主なポイントは以下の通りです。
- 帽子・サングラス・日焼け止めで紫外線対策
- 薄手の長袖や羽織物で朝晩の冷えに備える
- 虫よけスプレー(早朝・夕方の虫対策に)
- 飲み物や水分補給グッズを持参して脱水予防
これらの対策で快適に避暑を楽しんでください。
熱中症と自然災害への備え
高原は涼しくても、屋外活動時の熱中症には注意が必要です。こまめに日陰で休憩し、水分・塩分補給を意識しましょう。特に子供連れの場合は体調をこまめに観察してください。また山岳地の気象変化にも注意し、突然の雨や雷雨には避難するなど安全第一で行動を。
万が一のケガや体調不良に備え、保険証や簡易救急セットも持っておくと安心です。楽しい避暑旅行のためには事前準備が大切です。自然を全身で感じつつ、安全な夏を過ごしましょう。
まとめ
山梨県の高原避暑地には夏でも涼しい風景が豊富に広がり、日々の疲れを忘れてリフレッシュできる環境が整っています。今回紹介した清里高原、富士五湖、南アルプス周辺はいずれも標高が高く自然に囲まれており、東京近郊から気軽に訪れることができます。
涼しい高原の風と雄大な景色を楽しみながら、夏の山梨旅行を快適に過ごしましょう。
山梨の高原避暑地で涼を感じることは、暑い夏を楽しく過ごすポイントになります。上手に準備をして、気持ちのよい自然の涼風を満喫してください。
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