山梨の夏は暑いと思われがちですが、実は避暑地の宝庫。涼を求めるなら、富士山麓の鍾乳洞や川遊びが楽しめる渓谷、高原リゾートなどがおすすめです。
快適な避暑体験ができるスポットを厳選してご紹介します。
夏におすすめ!山梨県の涼しい遊び場
標高や水辺の自然を生かし、涼しく過ごせる遊び場が山梨には数多くあります。夜でも熱帯夜になりやすい都市部とは違い、山間部は気温が低め。避暑目的でも人気があります。
たとえば、富士山西麓の洞窟は年間を通じて10℃以下、渓谷の川遊びはマイナスイオンたっぷりで体感涼感抜群です。
「涼しい遊び場」を選ぶには、まずは標高や水辺をチェックしましょう。山梨は南北に長く、南部に行くほど暑さが厳しい傾向があります。北部や山間部の高原・湖畔エリアなら平地より3~5℃低い場所も。また、水遊びや屋内施設もポイント。家族連れで楽しめる安全なエリアが多いので、夏の暑さ対策として上手に活用しましょう。
山梨の夏でも涼しい理由
山梨県の夏は内陸性気候のため、高温多湿な日もありますが、山岳地帯が多いため夜間や高地は涼しくなりがち。夜も気温が下がりやすく、日中の猛暑から解放されます。夏でも日陰は涼しいので、山や森林公園などでは木陰にいるだけで快適です。標高1,300mを超える高原リゾートでは、平地より5℃以上低いことも珍しくありません。
また、山梨には富士山や南アルプスの雪解け水が豊富。山間の川や湖は年間通して冷たい湧き水が流れ込み、ひんやりした水遊びが可能です。これらの自然要因により、真夏でも涼しい環境を探せるのが山梨の魅力です。
涼感を楽しむ遊び場の選び方
涼しい遊び場を選ぶコツは「高所・水辺・屋内」の3パターンをチェックすること。高所は標高1000m以上の山岳リゾートや高原がおすすめ。日差しは強くても気温が低く清涼な風が吹きます。
川や湖といった水辺は川遊びやボートで直接水に触れられ、皮膚から涼しさを感じやすいです。
屋内施設なら、エアコン完備のスポーツ施設や博物館、水族館などが夏でも快適。室内遊び場や映画館なども涼を求める家族に人気です。旅行プランには必ず「ひと休みできる涼しい場所」を織り交ぜると安心でしょう。
子ども連れに人気の涼スポット
家族での避暑なら、子どもが喜ぶスポットも要チェック。山梨県立富士湧水の里水族館(忍野村)は、涼しげなクリアウォーターの水槽で海洋生物を観察できる人気スポット。館内は空調が効いてひんやり快適です。
また、清里高原(北杜市)や八ヶ岳エリアは大自然の中でアスレチック遊具や動物ふれあいが楽しめ、標高1000m超の高原は夏でもさわやかな空気が魅力。高原の牧場ではソフトクリームを食べながら涼風を満喫できます。
他にも、屋内プールやアミューズメント施設を備えたスポーツパーク、小瀬スポーツ公園(甲府市)のアイスアリーナなど、室内外問わず家族向けの涼しい遊び場が充実しています。
富士山麓・高原で涼感満点の遊び場

富士山の西麓や八ヶ岳高原は、避暑に最適なエリアです。標高の高い地域は山頂付近からの冷たい風が吹き降ろし、晴れていても涼しい環境になります。森林と草原に囲まれ、木陰に入るとひんやり心地よい気温です。夜は冷え込み、夏でも寝苦しさとは無縁です。
高原リゾートはアクティビティも豊富。マウンテンバイク、トレッキング、乗馬、そして夏季にはクーラー要らずの貸別荘やキャンプ場が開放され、家族みんなで涼しげなアウトドア体験ができます。
ふじてんリゾート: 標高1300mの涼しい遊び場
鳴沢村にある「ふじてんリゾート」は標高1,300mに位置し、夏でも平均気温は20℃前後と涼しい環境。本格的なマウンテンバイクコースやサマーゲレンデ(芝そり)、バーベキュー場が整備されています。富士山が目の前に迫る景観も格別で、森林浴をしながら涼しく遊べます。保養施設やキャンプ場もあり、夜は星空観察も楽しみです。
清里高原・八ヶ岳: 自然を満喫しながら涼感体験
北杜市清里高原・八ヶ岳エリアは標高1,500m付近の高原地帯です。このエリアには牧場や木製アスレチック、ツリーハウスなどが点在し、広大な芝生広場で遊べます。高原の涼しい風を受けながら芝生で寝転がれば、まるで天然クーラーのような心地よさ。「清泉寮」や「八ヶ岳自然ふれあいセンター」などでは、涼しい館内で昆虫観察やクラフト体験ができます。
清里の牧場では乳搾り体験や乗馬が可能で、動物と触れ合いながら涼をとれます。高原ならではのジャージー牛乳やブルーベリーなど高原野菜を使ったソフトクリームを味わえば、体の内側からひんやり。夏でも夜は10~15℃まで冷え込むことが多く、昼間のアウトドア後にキャンプファイヤーや星空観賞を楽しめます。
富士五湖周辺: 湖畔で爽やかな時間
富士五湖(河口湖・山中湖・西湖・本栖湖・精進湖)の周辺は森林に囲まれ、標高800~1,000mほどの高原気候です。湖面からの風が絶えず吹き爽快で、湖畔は夏でも比較的過ごしやすい気温。ボートやカヌーで水上散歩をすれば真夏の熱気も和らぎます。
中でも西湖・精進湖エリアは静かで人混みが少なく、水遊びの穴場スポット。キャンプ場やバーベキュー場が整備されており、来場者は森林浴と湖畔散策でリラックスできます。山中湖周辺には子ども向けの遊園地や自然体験教室もあり、湖を眺めるコテージでゆったり涼む過ごし方も人気です。
渓谷や川で水と触れ合う涼しいスポット

山梨は川と渓谷の名所が多く、流水に遊ぶスポットが豊富。渓谷の清流には山水が流れ込み、川辺にいるだけで涼しげな雰囲気に包まれます。深い森と渓流が作る天然のクーラーは、真夏でも避暑地としておすすめです。水の力を利用した遊び(川遊びやチュービング、カヌーなど)をすれば、体温を下げつつレジャーが楽しめます。
昇仙峡: 渓谷美と川遊びで涼む
甲府市の昇仙峡は国内有数の渓谷景勝地。花崗岩が織りなす奇岩と清流が続き、絶え間なくマイナスイオンを発生させます。ロープウェイで訪れる「夢のテラス」は標高1,058mで、展望台から峡谷と富士山の絶景が望めます。山麓の仙娥滝や金櫻神社周辺では水辺の遊歩道が整備され、川原に下りて水しぶきを浴びることも可能。豪快な滝壺近辺は特に涼しく、訪れる人々を癒します。
尾白川名水公園: 水辺で遊ぶ自然空間
白州・尾白川(清水川)に隣接する「森の名水公園 べるが」(北杜市)は、広大な敷地にキャンプ場や川遊びエリアがある複合施設。尾白川の清流は「昭和の名水百選」に選ばれるほど透明度が高く、流れも緩やかで安全。子ども用プールや水鉄砲遊びコーナー、浮島プールなど水遊び場が充実しています。水深が浅く整備された遊び場は、小さな子どもでも安心。真夏の陽射しのもとでも、川の水温で体感温度が下がり、涼しく過ごせます。
公園内には広い芝生広場や森林散策路もあり、林間日陰でピクニックも快適。高台から水遊び場を見下ろせる「天空の湯」展望風呂もあり、温泉に浸かりながら涼風に当たる贅沢も味わえます。
西湖・精進湖: 湖畔で涼しくリラックス
西湖・精進湖(富士河口湖町)は富士五湖の中でも静かで落ち着いた雰囲気。湖畔のキャンプ場では水辺で直接涼がとれるほか、森林シャワーを浴びながらの散策も楽しめます。特に西湖根場浜という無料キャンプ場は広い砂浜が人気で、水深が浅いので子どもの水遊びにもぴったりです。
本栖湖の「竜宮海水浴場」では湖底から湧水が常に流れ込み、湖水温が低めに保たれています。深い森に囲まれた湖畔の木陰で過ごせば、猛暑を忘れる涼しさ。湖巡りにはサイクリングロードも整備されており、湖畔の高原風景と涼風を満喫しながらぐるりと一周できます。
鍾乳洞や洞窟探検でひんやり体験
山梨には「天然の冷蔵庫」と呼ばれる洞窟がいくつもあり、一歩内へ入れば体感温度が大きく下がるスポットです。洞内には氷が張るものや常時氷が吹き出す場所もあり、真夏でも10℃前後から0℃程度まで冷気を楽しめます。鍾乳洞ならではの神秘的な空間も人気で、涼しさだけでなく冒険気分も味わえるのが魅力です。
鳴沢氷穴: 樹海に眠る天然クーラー
富士河口湖町の鳴沢氷穴は、全長約153mの溶岩洞窟。入口付近から「洞窟全体が冷蔵庫」のようで、夏でも平均気温0~4℃と極端に低温です。天井や地面には天然の氷柱や氷塊が張り付き、内部は高い湿度と寒暖差で息も白くなるほど。リニア平均気温が10℃を切る秘密は、地下に閉じ込められた空気が外に出にくい構造にあります。洞窟内は狭く曲がりくねった通路ですが、安全設備が整っており、子どもから大人まで楽しめます。入口付近が階段になっているため、入り口でクールダウンした後、洞窟を一周して再度外に出ると、涼しさを倍増させるギャップも体験できます。
富岳風穴: 永久凍土が生む冷涼体験
鳴沢氷穴のすぐ隣にある富岳風穴も有名です。こちらは氷柱が形成される洞窟として知られ、内部の地面は常時氷に覆われています。横穴式で比較的歩きやすく、洞窟全体の広さは富士山周辺で最大級。内部は平均4℃前後と冷たい空気が満ち、秋口まで氷が溶けません。「洞窟最低気温」として記録を残している箇所もあり、体験的には『冬の寒さを持ち運ぶ洞窟』といっても差し支えありません。夏季は入場者も多くにぎわいますが、洞窟に入ると瞬時に汗が引く涼しさに包まれて感動します。
龍宮洞窟: 水神伝説のひんやりスポット
富士河口湖町の西湖畔にある龍宮洞窟(りゅうぐうどうくつ)は、そこまで大規模ではないものの歴史ある洞窟です。「水神・豊玉姫を祀る聖地」とされる神秘の洞窟で、内部には地下水が流れ込む神社跡があります。洞窟内は自然のままの空間で、天井の低さと湿度感が体感温度をさらに下げます。夏の暑い最中でも肌寒いほど冷たく、洞穴探検気分を楽しみながらパワースポット巡りにも。入口付近の林間歩道も深緑に包まれており、涼感の連続です。
水族館・屋内施設で涼を満喫

屋外以外に涼しく過ごしたいなら、エアコン完備の屋内施設も選択肢です。山梨県は歴史文化や科学をテーマにした施設や、冷房の効いたスポーツドーム・プールを備える大型施設があります。特に雨天・猛暑の日でも安心な「全天候型」の遊び場は子ども連れにうれしいスポット。空調で一定の涼度が保たれているので、体力消耗を抑えて遊べます。
例えば、水槽の中は常に快適な水温に管理されている水族館や、最新型アトラクションがある屋内テーマパーク、冬でも冷たい「アイスアリーナ」など、涼しい遊び場が充実。体験型学習センターや博物館では展示を見ながら知的好奇心をくすぐられ、気分転換にもなります。
山梨県立富士湧水の里水族館: 冷たい水と魚に癒される
忍野村にある富士湧水の里水族館は、富士山の雪解け水を生かした淡水専門の水族館。県内でも人気が高く、館内は標高800mほどの涼しい環境に位置。水槽の中は常時冷たい湧水(約12℃前後)で満たされ、扉を開ければひんやりした空気が心地よい空間が広がります。巨大な淡水魚「オオサンショウウオ」が泳ぐ展示は見応え抜群。冷房が効いた館内には休憩スペースもあり、涼をとりながら学べるスポットとして家族に好評です。
山梨県立リニア見学センター: 未来技術に触れながら涼む
都留市のリニア見学センターは屋内展示中心の施設。リニアモーターカーの模型や実験展示を体験的に学べる場所で、冷房完備の室内でじっくり楽しめます。館外には実際に走るリニア試験車両の音や通過風が体感できる観覧デッキもあり、涼しさと迫力の両立が味わえます。通常の照明のほか、大型テレビで試験走行の映像を流しており、大人も子供も夢中になる最新技術の世界を満喫できます。
いずみスポーツプラザ: 屋内温水プールで親子遊び
北杜市のいずみスポーツプラザ内には屋内温水プールがあります。25mプールや幼児用プール、ウォータースライダーはオールシーズン利用可能で、猛暑の日もプールで涼むことができます。天井高の大きな屋内空間は空調完備なので、汗をかかずに水遊びできるのが魅力。家族連れはもちろん、水泳教室やシニア向けレクリエーションにも対応しています。
その他の屋内施設: 映画館や博物館で涼む
イオンモール甲府昭和内のTOHOシネマズ甲府(昭和町)は大型ショッピングセンター内にあり、最新映画を涼しい劇場で楽しめます。館内にはショップ・フードコートも充実し、長時間滞在しても快適。甲府市内の博物館や科学館では、山梨の歴史・自然を学びながら屋内で過ごせます。動物と触れ合える施設(県内の屋内動物園など)やショッピングモールの屋内遊び場も、子どもが思い切り遊んで汗をかいた後に涼める選択肢です。
まとめ
山梨県内には、真夏でも快適に過ごせる涼スポットが豊富にあります。洞窟や渓谷など自然の冷蔵庫である場所から、標高の高い高原リゾート、屋内施設や水族館中心の遊び場までバリエーション豊か。行き先を選ぶ際は標高や水辺、屋内施設の有無に注目するとよいでしょう。
最新情報をチェックの上、子どもの年齢や体力にあわせたコースを組めば、家族みんなで暑さ知らずの夏休みが満喫できます。それぞれの遊び場で清涼体験しながら、山梨の大自然を思い切り楽しんでください。
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