山梨県は富士山や南アルプスをはじめとする雄大な山岳、新緑あふれる渓谷、そして美しい湖畔が広がる絶景の宝庫です。
豊かな自然に囲まれた道路は、初心者から上級者まで楽しめる多彩なツーリングコースが充実しています。
本記事では、山岳・湖畔・峡谷を満喫できるおすすめのツーリングルートと、計画時のポイントをわかりやすく解説します。
目次
山梨ツーリングコースの魅力と特徴
山梨県は、雄大な自然景観に恵まれ、多くのライダーを魅了しています。
中央には富士山をはじめ、八ヶ岳や南アルプスの山並みが連なり、美しい湖や渓谷が点在しています。
澄んだ空気の高原道路から深緑の峠道まで、どのルートを走っても見応え豊かな景色を楽しめるのが大きな魅力です。
自然豊かな観光資源
山梨には、四季折々の自然資源が豊富にあります。春には桜やつつじ、夏には新緑に囲まれた高原道路、秋には燃えるような紅葉がクライマックスを迎えます。
特に河口湖・山中湖といった富士五湖や新倉山浅間公園の桜、昇仙峡の紅葉など、絶景スポットが数多く点在しています。
ツーリングついでに名所巡りをして、自然の美しさを存分に堪能できます。
道路アクセスと交通事情
山梨は首都圏からもアクセスが良く、中央自動車道を利用すれば主要都市部から1~2時間ほどで到着します。
また、国道や広域農道が各地域を結び、快適なドライブが可能です。山間部のワインディングロードでも路面整備が行き届いているので安心感があります。
ただし、人気ルートでは週末や行楽シーズンに渋滞が発生することがあるため、早朝出発や平日の利用を検討するのもおすすめです。
多彩な難易度のルート
山梨には初心者向きの平坦で視界が広いルートから、上級者向きの急峻でテクニカルな峠道まで、多彩なコースが揃っています。
例えば甲府盆地周辺の大きな道は比較的走りやすく、一方で大菩薩ラインのような山岳ルートは高度差のあるワインディングが楽しめます。
こうした幅広い選択肢があるため、自分のレベルや好みに合ったコースを見つけやすいのも山梨ツーリングの特徴です。
絶景ロード特集:山岳・湖畔・峡谷のツーリングコース

山梨を代表する絶景ロードを走れば、走行そのものが旅情を演出してくれます。
ここでは山岳や湖畔、峡谷を巡るおすすめコースを紹介します。
まずは主要なコースを表で比較し、その後に詳しく見ていきましょう。
| コース名 | 距離・所要時間 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 富士パノラマライン | 約80km・約3時間 | 富士山を間近に望む湖畔や山道が連なるルート |
| フルーツライン | 約50km・約2時間 | 果樹園や甲府盆地を眺めながら走る広域農道 |
| 大菩薩ライン | 約60km・約2.5時間 | 丹波山から甲州市へ抜ける峠道、渓谷の絶景が魅力 |
| 南アルプス西側広域農道 | 約70km・約3時間 | 甲州の田園風景や果樹園を見渡せる長距離ルート |
富士山と湖を望むルート
富士山麓のルートは、雄大な富士山と湖畔の組み合わせが魅力的です。
例えば山中湖から朝霧高原を結ぶ「富士パノラマライン」は、どこからでも富士山の景色を楽しめる人気コースです。途中には山中湖パノラマ台や河口湖大橋などの展望ポイントがあり、湖と富士山の絶景が広がります。
本栖湖方面にも足を延ばせば、西湖いやしの里や、本栖湖・精進湖の湖畔ルートにも出会えます。湖面に映る富士山は写真スポットとしても有名で、ツーリングの疲れを癒やしてくれます。
- 山中湖パノラマ台:富士山をバックにバイクを停められる定番スポット
- 河口湖大橋:夜景も楽しめる湖畔の人気ビュースポット
- 本栖湖:湖面に映る「逆さ富士」が見られる絶景ポイント(※ダイヤモンド富士も有名)
果樹園と広域農道ルート
甲府盆地の果樹園や田園風景を満喫するルートもユニークです。
東山地区に伸びる「フルーツライン(東山広域農道)」は、勝沼から笛吹市まで緩やかに続く走りやすい道です。沿道にはぶどう畑や桃畑が広がり、開花や収穫の季節は特に美しい景色が楽しめます。
フルーツライン展望台や牛奥みはらしの丘など展望ポイントも点在し、甲府盆地の大パノラマを一望できます。
- 牛奥みはらしの丘:果樹園越しに富士山と甲府盆地を同時に見渡せる
- フルーツライン展望台:360度の大パノラマを楽しめる展望スポット
- 差出磯神社:バイク祈願で知られる「バイク神社」、絵馬に安全祈願
峠道と峡谷を巡るルート
峠道から峡谷まで、変化に富んだルートも山梨らしさ満点です。
奥多摩に抜ける「大菩薩ライン(国道411号)」は、渓谷と山並みの移ろいが楽しめる峠道です。丹波山村から甲州市塩山まで続き、途中には富士山の展望台や温泉施設もあります。
また昇仙峡周辺のコースも人気です。昇仙峡と甲府盆地をつなぐ道は急カーブが続きますが、仙娥滝や定福寺川橋の眺望は絶景で、渓谷美がライダーを迎えてくれます。
- 道の駅たばやま:清流を望むロケーションで、地元特産品も充実
- 丹波山温泉のめこい湯:走行の疲れを癒やす天然温泉
- 御岳展望台:標高約1400mの高台から富士山や南アルプスが望める
季節ごとのおすすめコースと観光スポット

山梨のツーリングは季節ごとに異なる魅力があります。春は桜や新緑、夏は高原の涼しさ、秋は紅葉と四季折々の見どころがライダーを迎えます。各シーズンに合わせたおすすめルートやスポットを見ていきましょう。
春:花見と新緑スポット巡り
春は桜や新緑が美しい季節です。富士吉田市の新倉山浅間公園では、富士山を背景に千本桜が咲き乱れます。甲府市内では信玄堤公園の桜並木が人気で、釜無川沿いを彩る桜街道が見事です。道志みち沿いや松姫峠周辺は、これから芽吹く新緑に包まれ、さわやかな風が吹き抜けます。
- 新倉山浅間公園:桜と富士山が織りなす絶景が有名
- 信玄堤公園:甲府盆地の釜無川沿いに続く桜並木
- 道志みち:峠道で新緑と山桜が楽しめるローカルルート
夏:高原と湖の涼感コース
夏は標高の高い高原や湖畔がおすすめです。避暑地として知られる清里高原や八ヶ岳高原は、涼しい風と牧場風景が魅力です。朝霧高原(富士宮方面)は標高が高く、真夏でも比較的涼しく走れます。湖泊では、本栖湖や精進湖が涼感スポットです。湖畔ではボートやキャンプを楽しみながら休憩できます。
- 清里高原:清泉寮や萌木の村など観光施設が点在し、高原道路は爽快
- 八ヶ岳高原ライン:標高1000m超、緑豊かな山岳道路(冬季閉鎖あり)
- 朝霧高原:富士山麓の涼しい道、富士山ビュースポット多数
秋:紅葉狩りと峡谷ドライブ
秋は山が紅葉に染まり、空気も澄んでツーリング日和となります。特に昇仙峡や瑞牆山周辺の渓谷は、赤や黄金の木々が清流と相まって絶景を作り出します。大菩薩ライン沿いや奥秩父林道では、深緑から紅葉のコントラストが楽しめます。夜はほうとうや甲州ワインで温まりながら、秋の風情を味わってください。
- 昇仙峡:渓谷沿いの絶壁と紅葉のコラボが圧巻
- 西沢渓谷:透き通った渓流と滝&紅葉を楽しめる散策コース
- 河口湖北岸:湖面に映る紅葉と富士山の美しいシーンが見られる
冬季の注意点
冬は山間部で路面凍結や降雪のリスクがあります。富士山5合目方面や標高の高い林道は冬季閉鎖されることが多いので、事前確認が必要です。下界でも気温が低いため、厚手の装備や防寒対策を万全にしておきましょう。晴れた日は空気が澄んで遠くまで見通せますが、凍結対策は怠らないようにしてください。
- 冬季閉鎖道路:富士パノラマラインなど一部区間が2月〜3月頃まで閉鎖
- 路面凍結:日陰や橋の上は特に注意が必要
- 防寒装備:防風性の高いライディングウェアやグローブ、ネックウォーマー
ツーリング前の準備・安全ポイント
ツーリング前には万全の準備をしましょう。車両の点検や装備の確認、ルートの計画、安全マージンの確保など、事前チェックが安全走行に直結します。以下は重要なポイントです。
装備チェックと服装
出発前にバイクの基本的な整備状況を確認します。タイヤの空気圧や溝、ブレーキの利き具合、オイル量などは必ず点検しましょう。
夜間や長距離ツーリングには予備のライトやグローブ、スマホ充電器なども用意しておくと安心です。
また季節に応じた服装も重要です。長袖ジャケット・グローブは必須で、真夏でもプロテクター付きの薄手ジャケットを選ぶと快適です。冬は防寒インナーや防風素材のウェアを重ね着して体温低下を防ぎましょう。
- タイヤの空気圧・溝、ブレーキの状態を確認
- オイル・冷却水など液量と漏れのチェック
- ヘルメット・グローブ・プロテクターの準備
- 携帯ツールセットや最低限の応急薬、レインウェア
- ガソリン満タン、スマホ・ナビの充電器
道路情報・天候確認
山間部は予期せず濃霧や急変天候が発生することがあります。出発前に気象予報を確認し、雨や風の強い日には計画ルートを再考しましょう。
また道路状況の情報も重要です。冬季閉鎖路や工事による通行止め、山崩れの補修区間など、公式や自治体の情報をチェックしてください。特に冬場は路面凍結の恐れがあるため、最低気温や日照状況に注意が必要です。
- 気象予報の確認:降雨・強風・霧の可能性をチェック
- 道路閉鎖情報:冬季閉鎖や工事通行止めの最新情報を調べる
- 地図・ナビ:スマホが圏外になる地点もあるので紙地図の携行もおすすめ
休憩ポイントと給油計画
山梨県内には山間にガソリンスタンドが少ない地域もあります。出発前に燃料を満タンにしておき、給油ポイントを事前に把握することが大切です。
また道の駅や休憩スポットをルートに組み込み、定期的に休憩を取りましょう。こまめに水分補給し、軽いストレッチで体をほぐすことで、疲労を溜めず安全運転につながります。
- 燃料計画:次のガソリンスタンドまでの距離・営業時間をチェック
- 休憩目安:2時間走行ごとに10分程度の休憩を取る
- 水分補給:こまめなドリンク補給で脱水を防ぐ
交通ルール・マナー
安全運転と周囲への配慮は何よりも重要です。山道ではカーブの先に障害物や対向車がいないか確認し、速度は控えめに走行しましょう。
山梨のツーリングでは地元の観光客やハイカー、自転車も多く通行します。道路が狭い場所では相手に道を譲り、声かけやライト点灯で存在をアピールしてください。
自然豊かな環境で走るからこそ、気持ちよくライドを楽しむためにもマナー良く走りましょう。
- 速度遵守:特に山道では法定速度を守る
- 譲り合い:対向車や歩行者が来たら無理せず減速・停車
- ライト点灯:昼間でもヘッドライトを点灯し、視認性を高める
まとめ

山梨県には富士山や南アルプスなどの大自然を背景に、多彩なツーリングコースが揃っています。山岳路や湖畔、峡谷沿いの道は、季節ごとに異なる景色を見せてくれるので、何度訪れても新鮮な印象です。
紹介したルートを参考に、自分のレベルに合ったコースを選び、安全装備と事前準備をしっかり整えてください。最新情報を確認しつつ、山梨の絶景の中で走る爽快感を存分に味わってください。
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