山梨県には雄大な自然やアクティビティが揃い、こども連れの家族旅行先として最適です。富士山の美景を楽しめる観光スポットから、手軽に体験できる工場見学・ものづくり体験まで、多彩な遊び場が充実。無料で遊べる公園や割引キャンペーンも多いので、お得に満喫できます。ここでは、こどもが夢中になる体験スポットと、家族旅行に役立つモデルコースをご紹介します!
山梨県観光でこどもが喜ぶ体験スポット
山梨県には、こどもが自ら体験できるスポットが数多くあります。アスレチックや工作、果物狩りなど、遊びながら学べる場所をピックアップしました。自然や文化を肌で感じられる活動が盛りだくさんで、家族みんなで楽しめます。
自然体験とアスレチック遊び
富士山麓の広大な自然の中で、身体を動かすアクティビティが楽しめます。樹上アスレチック「フォレストアドベンチャー・フジ」では、吊り橋渡りやジップラインで大冒険!森の中で思いっきり遊べるので、こどもたちも興奮間違いなしです。洞窟探検ができる「西湖こうもり穴」も人気。青木ヶ原樹海の入り口にある解説施設で準備した後、涼しい洞窟の中を探検します。夏の暑い日には清涼感たっぷりの自然遊びを組み合わせるのがおすすめです。
ほかにも、渓流での水遊びが楽しめるスポットがあります。例えば、身延町の「塩之沢キャンプ場」は清らかな川で水遊びができる無料のキャンプ場。川沿いには遊具やバーベキュー施設もあり、デイキャンプ気分で遊ぶのにぴったりです。自然の中でアクティブに遊ぶなら、富士山を望む「ふじてんスノーリゾート」の夏季アスレチックや、八ヶ岳山麓の公園も要チェック。標高の高い山辺では涼しく過ごせ、虫取りやハイキングも楽しめます。
ものづくり・工場見学
山梨名物のお菓子や伝統品の製造過程を見学・体験できるスポットなら、こどもも興味津々!山梨市にある「桔梗信玄餅 工場テーマパーク」は、人気の信玄餅ができるまでを見学できます。信玄餅に包む黄色いペーパーを結ぶ体験コーナーや、お菓子詰め放題(整理券制)など、親子で楽しめる催しが盛りだくさん。工場併設のアウトレットショップもあるので、掘り出し物を探す楽しみもあります。
他にも、ワイン工場を見学できるスポットなどがあります。もちろん、ぶどうジュースの試飲など子ども向けサービスも充実。土地ならではのものづくりを間近で見られる場所は、観光のよい思い出になります。
農業体験・フルーツ狩り
山梨は果物王国として有名。農園でフルーツ狩りをすれば、こどもも喜んで食べながら楽しめます。春はイチゴ、初夏は桃とサクランボ、秋はぶどうなど、旬の味覚狩りが各地で体験できます。特に県内有数の産地である笛吹市・山梨市エリアの果樹園なら、広々とした畑で自由に収穫が楽しめます。
例えば南アルプス市の「種なしスモモ農園」や「シャインマスカット農園」は、甘い果実をおなかいっぱい味わえるスポット。持ち帰り用のパックも用意されており、お土産も購入できます。こうした農園ではトイレや休憩所も整備されているので、小さなこども連れでも安心して訪れられます。
自然とふれあえるアウトドアアクティビティ
豊かな自然が広がる山梨県では、登山やキャンプ、釣りなどアウトドア体験が充実しています。こどもと一緒に自然の中で体を動かしたり、星空を眺めたりするのも人気の過ごし方です。
川遊びと渓谷ハイキング
夏場は清流での川遊びがおすすめ。都留市の桂川沿いには浅瀬が多い「桂川・道志川遊び場」など、家族で水遊びできるスポットが点在しています。持参の浮き輪でプカプカ浮いたり、砂場で砂遊びをしたりと自由な楽しみ方が可能です。
また、「西沢渓谷」や「昇仙峡(しょうせんきょう)」など渓谷ハイキングコースも注目です。歩道が整備された渓谷では巨岩や滝、紅葉など四季折々の絶景が楽しめます。ハイキングは体力に合わせて距離を調整でき、ベビーカー対応の短い散策コースもあるので、小さな子ども連れでも参加しやすいです。
キャンプ&星空観察
山梨の澄んだ空気と暗い夜空は、星空観察にも最適です。家族でテントを張って泊まれるキャンプ場も豊富。富士五湖周辺のキャンプ施設では、富士山を望むロケーションで焚火やバーベキューが楽しめます。たとえば富士河口湖町の「浩庵キャンプ場」や鳴沢村の「浩庵キャンプ場」は、富士山麓に位置し快晴時は美しい星空を期待できます。
夜は天体観測会を行う施設もあり、天文台で星座を学ぶプログラムに参加することもできます。テントやBBQ用品はレンタル可能なキャンプ場も多いので、初心者でも安心。昼は川遊び、夜は焚火と星空という一日中アウトドア遊び満喫のプランが体験できるのも山梨ならではです。
動物とテーマパークで楽しむ
遊園地や動物とふれあえるスポットも山梨観光の大きな魅力です。こども向けのアトラクションや動物たちとの触れ合い体験が揃い、雨の日でも屋内施設で遊べる場所もあります。
富士急ハイランドとトーマスランド
「富士急ハイランド」はスリル満点の絶叫マシンで有名ですが、低年齢向けエリアも充実しています。園内には「トーマスランド」と「リサとガスパール タウン」があり、トーマスやリサとガスパールの世界観で遊べるテーマパークゾーンです。いずれも入園無料なので、こどもが乗りたいアトラクションだけ乗ることもできます。ジェットコースターに乗れる年齢のこどもと一緒なら、大人も絶叫マシンで盛り上がれます。
2024年にはトーマスランドに新アトラクションが導入され、さらに楽しさがアップ。ボートや汽車型ライドで遊んだり、キャラクターショーを観たりと、小さなこどもでも一日中遊べる工夫が満載です。また、隣接する宿泊施設「ホテルハイランドリゾート」にはキッズプールがあり、宿泊すればリゾート気分でゆっくり楽しめます。
忍野 しのびの里(忍者テーマパーク)
忍者体験ができるテーマパーク「忍野 しのびの里」も人気のスポットです。富士山麓の忍野八海近くに位置し、こどもは手裏剣投げや忍者衣装の着付け、からくり屋敷での探検など、忍者になりきる体験ができます。本格的な忍者ショーやアスレチックで思いっきり遊べるので、冒険好きなこどもたちには特におすすめ。自然豊かな敷地内では、広い原っぱで走り回ることもできます。
動物園・牧場でのふれあい
子どもが動物と触れ合える場所も豊富です。南アルプス市の「万力公園」は広大な敷地に大きな遊具やバーベキュー場があり、園内には無料で利用できる小動物ふれあいコーナーもあります。ウサギやモルモットにエサやり体験ができるので、小さなこども連れにも安心です。
また、清里高原の「清泉寮ジャージー牧場」では牧場の牛たちがお出迎え。新鮮な牛乳を使った名物ソフトクリームは格別で、牛の放牧見学や乳しぼり体験も楽しめます。動物と自然が身近に感じられる施設ばかりなので、学びのあるお出かけになります。
無料で遊べる公園・施設ガイド
山梨観光は、無料や割引で遊べる場所が充実しているのも魅力です。公園や情報館など、家計に優しいスポットをうまく活用すれば旅行費用を抑えられます。
入場無料の人気スポット
県内には入場無料の公園や遊び場が多数あります。甲府市の「遊亀(ゆうき)公園」内にある遊具広場は、敷地も広く赤ちゃん向け設備も整っている無料スポット。芝生でお弁当を広げればピクニック気分も味わえます。また、南アルプス市の「南部丘陵公園」も自然豊かな公園で、巨大迷路や広場が無料で利用可能。子ども用の迷路やアスレチックで思いっきり遊べます。
公園や広場の紹介
ほかにも、「笛吹川フルーツ公園」は一年中フルーツの風景を楽しめる大規模パーク。入園無料で、展望台や大型複合遊具のほか、果物に関する展示館もあります。春の桃の花や秋のブドウ棚、屋内展示室では果物に触れられる体験コーナーもあり、天候に左右されず楽しめる施設です。
また、県立施設の無料開放日を活用するのも賢い方法です。例えば、山梨県立富士湧水(ゆうすい)の里水族館は毎年2月15日の県民の日に無料開放されるほか、他施設でも指定日だけ無料になるイベントを実施しています。公式サイトなどで最新情報をチェックしておくとお得です。
お得なクーポンや割引情報
各種クーポンや割引サービスも活用しましょう。例えば、県内の大型商業施設では、子ども向けの室内遊び場で3歳以下無料サービスなど独自のキャンペーンを行っています。観光施設の公式サイトでは年間パスポート販売や割引セット券がある場合も。家族連れ割引プランがあるホテルを利用するのも節約になります。
家族で満喫!山梨観光モデルコース
ここからは、おすすめの旅行プラン例をご紹介します。こどもが喜ぶスポットを効率よくまわるモデルコースで、山梨旅行をしっかり計画しましょう。
日帰りモデルコース
【コース例】まずは富士山周辺で遊びつくす日帰りプランです。朝イチで御坂地区にある「桔梗信玄餅 工場テーマパーク」へ。工場見学を楽しんだ後、敷地内の工場直売所でお得にお土産をゲットできます。昼食は近くのレストランでほうとうを味わい、午後は富士急ハイランドへ移動。こども向けエリアのトーマスランドで遊んだり、「富士山博物館(展望ロープウェイ乗り場)」で富士山麓の絶景を楽しんだりしましょう。夕方には河口湖畔の「富士山こどもの国」で川遊びや広場遊び、アスレチックでリフレッシュ。入園無料なので安心です。
このような日程で、車1台で無理なく主要スポットを回れます。こどもが疲れたら途中で温泉施設に立ち寄るのもおすすめです。
宿泊を含めたモデルコース
【コース例】1泊2日でじっくり楽しむプランの一例です。初日は朝から山梨市へ向かい「フルーツガーデン(果物狩り体験)」で桃狩りやぶどう狩り。昼は果物を使った料理を楽しみ、午後は清里高原へ移動します。清泉寮ジャージー牧場でソフトクリームを食べながら動物とふれあい、その後は清里高原の千ヶ滝(せんがたき)公園でピクニック。夜は清里エリアの家族向けホテルに宿泊し、キッズプログラムや温泉でゆったり過ごします。
2日目はリゾート気分あふれる「リゾナーレ八ヶ岳」へ。屋内プール「イルマーレ」で水遊びを楽しんだ後、敷地内の広場やジャム作りなどの体験教室に参加。帰路に中央自動車道沿いのSA(サービスエリア)でおやつタイムを取れば、自然とお土産も楽しみながら無理のないプランになります。
まとめ
山梨県にはこどもが目を輝かせる観光スポットが豊富にあります。自然体験から屋内施設、テーマパークまでバラエティに富んだ遊び場が揃っており、最新の子育て情報に合わせて常に新しいスポットも登場しています。無料で遊べる公園や割引デーを賢く利用しつつ、家族みんなが満足できるプランで山梨観光を満喫してください。山梨の豊かな自然と体験型スポットで、こどもと一緒に素敵な思い出を作りましょう!
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